ニール・ヤングは12月2日にリリースした最新作『ピース・トレイル』より“My Pledge”のリリック・ビデオが公開されている。
最新作『ピース・トレイル』はリック・ルービンの所有するシャングリラ・スタジオでレコーディングされたとのことで、プロデュースはニール・ヤング本人とジョン・ハンロンが手掛けている。
“My Pledge”のリリック・ビデオはこちらから。
最近の一連のアルバムとは違ってウィリー・ネルソンの息子たちが参加しているプロミス・オブ・ザ・リアルとではなく、セッション・ミュージシャンのジム・ケルトナーとポール・ブッシュネルが参加している。アルバムはわずか4日間でレコーディングされ、ほとんどの楽曲において最初のテイクか2番目のテイクが使用されているという。
ニール・ヤングは本作の楽曲が昨年7月のライヴ・アルバム『アース』のリリース以降に書かれたことを明らかにしている。
ニール・ヤングは昨年末にドナルド・トランプの大統領当選と議論を呼んでいるダコタ・アクセス・パイプラインの建設について言及した長文のテキストを公開している。
冒頭で彼は次のように述べている。「メイフラワー号でアメリカ大陸に最初にやってきたピルグリム・ファーザーズたちがアメリカの原住民と一緒に収穫を祝福し、パンを焼いて、分け合ったという1621年秋のプリマスのプランテーションでの祭事の物語は嘘なんだ。この物語はいまだに人を鼓舞するものとして使用され、子供たちに伝えられ、感謝の美しさを教えている。
しかし、このサンクスギビングにまつわる物語が偽りの歴史であることは広く知られている。この物語は広大な大陸の元々の先住民に行使されたひどい大量虐殺をごまかすために作られたものだ。ヨーロッパ人は先住民を殲滅させようとしただけでなく、彼らの文化や言語を骨抜きにし、彼らをこの誰もが欲しがる土地から排除しようと、あらゆる努力を傾けてきたのだ。
プリマス・ロックからスタンディング・ロックまで、この嘘は僕らのサンクスギビング・デイを、大きい種族から小さな種族まで我々の前に住んでいた先住民を偲ぶ日に変えてしまった。
数週間前、ノース・ダコタ州のスタンディング・ロック・スー族のところを訪れたんだ。到着すると、500を超える部族やたくさんの人々が前例のない形で集まり、水を保護し、最も基本的な人間の真実を表明するために(パイプライン開発の)前線に立っていたんだ。彼らは水こそが命だと訴えてたんだよ。痛ましい歴史があるにもかかわらず、彼らは今日も僕らのために平和的に闘っているんだ」
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