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現地時間1月21日にワシントンD.C.で行われた女性のマーチでのマドンナの発言を受けて、テキサス州テクサーカナのラジオ局「HITS 105」はマドンナの全楽曲をオンエアすることを禁止したという。

アメリカの首都ワシントンD.C.を筆頭に行われたこのマーチはドナルド・トランプの大統領就任に対する抗議運動となっていて、特にトランプ新大統領によって侵害される恐れがあると活動家たちによって危惧されている「女性の権利」を掲げてこのマーチは行われている。この大規模な抗議活動はアメリカの主要な都市であるシカゴ、ロサンゼルス、ニューヨークなど、アメリカ国内全域の推定300都市でデモが行われており、ロンドンやシドニーなど世界中で同様の抗議活動が行われている。

マドンナは集まった聴衆に対してドナルド・トランプの大統領就任への落胆を示し、「私は怒ってるの。激怒してる。ホワイト・ハウスを爆破するとか恐ろしいことをたくさん考えた。でも、それじゃ何も変わらないことを私は知っている」と語っている。

「絶望に陥ってはならないの」とマドンナは続けている。「詩人のW.H.オーデンはかつて第二次世界大戦の前日に次のように書いてるわ、『お互いを愛するか、さもなくば死ぬだけだ』。私は愛を選ぶ。一緒についてきてくれる?」

現地時間1月24日に出された声明の中でラジオ局「HITS 105」はマドンナの楽曲をオンエアのプログラムから「無期限」に除外することを発表している。

「HITS 105」の代表、テリー・トーマスは次のように語っている。「マドンナの全楽曲をオンエア禁止にするのは政治の問題ではなく、愛国心の問題なのです。マドンナが反アメリカ的な心情を示したというのにマドンナの楽曲をかけ、彼女にロイヤリティを支払うのは間違っていると私たちには思えるのです。マドンナをかけているすべてのラジオ局がこれに付いてきてくれるなら、マドンナにとって協力な経済的なメッセージになるでしょう」

発言を受けてマドンナを批判しているのは「HITS 105」だけではなく、元アメリカ合衆国下院議長を務めた政治家のニュート・ギングリッチはフォックス・ニュースに対して「逮捕されるべきだ」と語っている。

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