マドンナは、ドナルド・トランプの大統領就任を翌日に控えた現地時間1月19日にイベントに出席し、新政権について語っている。
この日、ニューヨークのブルックリン美術館ではプロテストの時代におけるアートについてのイベントが開催され、マドンナはアーティストのマリリン・ミンターや2009年にバラク・オバマの大統領就任式で自身の詩を朗読した詩人のエリザベス・アレクサンダーと共に出席している。
イベントではトーク・セッションに先駆けて、マドンナによる2013年のショート・フィルム『シークレット・プロジェクト:レヴォリューション』のインスピレーションとなった公民権運動家で作家のジェイムズ・ボールドウィンのインタヴューが上映されたという。
トーク・セッションのなかでドナルド・トランプによる新政権についてマドンナは「堕ちるところまで堕ちて」しまったために結束して「這い上がっていく」しかないと語っている。
「トランプは本当に素晴らしいサービスを提供してくれるでしょうね。だって、私たちはもう堕ちるところまで堕ちてしまったんだから」とマドンナは語っている。「もう這い上がるしか選択肢はないの。これからどうすればいいかって? 選択肢は2つ、破壊か創造かよ。私は創造を選ぶわ」
マドンナは、ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンに勝利することを「恐れていた」と語っていたが、彼の勝利はある意味で当然だと考えるようになったという。「ちゃんと分かってるのよ。トランプが選ばれたのには何か理由があるんだって。(依然として支持率の低いトランプが選ばれた事実で)私たちがいかに怠惰で、結束力がなくて、無頓着だったか思い知ったでしょう。アメリカ人としての自由や権利を当たり前だと思い込んでしまっていたってね」とマドンナは語っている。「みんな合衆国憲法に何が書かれているか忘れてしまっているのよ」
「これって、今まで経験した中で最も恐ろしいことよ」とマリリン・ミンターは続けている。「史上最も(大統領に)ふさわしい候補者が、史上最もふさわしくない候補者に敗れたの。それもすべて女性蔑視のせいでね」
マドンナはさらにこう語っている。「夜明け前が一番暗いってよく言うでしょう。団結してその言葉を証明しないといけない時なの。さあ、パーティーの始まりよ」
マドンナとマリリン・ミンターは今後もドナルド・トランプへの抗議活動を牽引していくことを表明し、就任式翌日にワシントンで行われる女性たちによるデモ行進「女性マーチ」へ参加する予定だという。
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