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プリンスの元妻であるマニュエラ・テストリーニは、プリンスが匿名で行っていた慈善活動について明かしている。

昨年4月に享年57歳で亡くなったプリンスだが、匿名で寄付を行い、熱心なチャリティの篤志家であったことが明らかになっている。2001年から2006年まで結婚していたマニュエラ・テストリーニは亡くなってまもなくに発表した追悼の声明のなかで「熱心な慈善家」と賛辞を送っていた。

プリンスの名前でマラウィに2つの学校を開校させたチャリティ団体「イン・ア・パーフェクト・ワールド」を運営するマニュエラ・テストリーニは、新たなインタヴューのなかでプリンスが秘密裏に行っていた慈善活動について明かしている。米『ローリング・ストーン』誌にマニュエラ・テストリーニは、音楽制作に費やした時間と同じくらいの時間を慈善活動に割いていたと語っている。「彼は毎日を自分の精神の赴くままに行動していたのです」

プリンスが「ラヴ・フォー・ワン・アナザー」のために活動していた頃を彼女は次のように振り返っている。「彼は他の人々にとってきっかけを与える存在になりたかったのです。彼はトラブルを抱えた家族の話をテレビで観ていたのでしょう。一家は健康保険に入っておらず、病気の子供のためにトラブルに直面していました。『ああ、本当に可哀想だ』と言う代わりに、彼は私のデスクにメモを残していきました。『このテレビ局に電話して、この人たちがどこにいるか確認して、僕らで手助けするんだ』と書かれていました。実際にそうしたのです」

マニュエラ・テストリーニはプリンスが時折、寄付の匿名性を破って、支援した家族を自分のライヴに招待し、VIP体験をさせていたことも明かしている。

「メリーランド州であるプロジェクトをやったいた時のことを覚えています。そこでは使われなくなった小学校が家族の避難所になっていました。多くの家族が教室で家具もなく暮らしていて、赤子を抱えた母親もいて、おむつを替えるところもないのです。ロッカーをクローゼットのように使っていました」

「それで、私たちはこの広大な施設にワードローブや必要なものを購入して提供しました。より暮らしやすくしようと思ったのです」と彼女は続けている。「でも、さらにボーナスとして彼はこんな風に言ったのです。『彼らを乗せるバスを送って、ショウに来てもらおう』と。彼は『彼らがどこにいるかも教えてくれ』と言いました。そうやって、彼らを認識し、実際に顔を見ることができたのです」

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