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カート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』のサウンドトラックの正式な発売日が明らかになっている。

まだタイトルの決定していないこのアルバムは、カート・コバーンのソロ・アルバムと見なされており、カート・コバーンのこれまで未発表だった音源が収録される。「アウォーズライン」によれば、映画のDVDと同日の11月6日にリリースされるという。

米『ビルボード』誌によれば、映画の監督のブレット・モーゲンは、自宅で録音されたカート・コバーンの膨大な音源から選別を行ったという。ブレット・モーゲン監督はアメリカの雑誌『ベッドフォード+バワリー』に次のように語っている。「誤解のないように言うと、これはニルヴァーナのアルバムじゃないんだ。これはカートのアルバムで、カートが歌うとは予想もしなかったような歌を聴くことになると思うよ」

アルバムは、映画で使用された音源を収録するほか、他の未発表音源も収録されると報じられている。ブレット・モーゲン監督は、その音源について「スラッシュ・メタルからラグタイムまで、その間のものすべて」に及ぶとしており、「寸劇での演技」も含まれるとしている。

ブレット・モーゲン監督は全体として、サウンドトラックについて以下のようにコメントしている。「カートが自分自身を生み出すことによって、単純にどれだけ嬉しかったか感じ取ってもらえると思う。彼の歌詞は本当に面白くてさ、時折、彼の笑顔やあたかかさを感じてもらえると思うよ」

『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』はもともと今年5月に世界各国で限定公開されたが、再び8月7日から映画館で上映されている。『ビルボード』誌によれば、ニュー・バージョンの映画では未公開のデモ曲が含まれる予定だという。

監督のブレット・モーゲンによると、このデモ曲はカート・コバーンが、ブライアン・ウィルソンのようなファルセットで歌っており、おそらく1991年に録音されたものであるという。

ブレット・モーゲンは「携帯電話で違法にコピーをされたくない」として、その未タイトルの音源がどのシーンで使用されているかについては明かしていない。

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