GETTY

Photo: GETTY

ジョージ・マイケルは生涯にわたって匿名で多額寄付などの慈善活動を行っていたことが、ソーシャルメディア上で様々な人々により明らかにされている。

ジョージ・マイケルは現地時間12月25日に「自宅で穏やかに息を引き取った」という。長年にわたってマネージャーを務めてきたマイケル・リップマンによれば、心不全によって亡くなり、クリスマスの朝に発見されたと米『ビルボード』誌は報じている。

BBCニュースによれば、テムズ・ヴァリー警察は南中央救急サービスが午後13時42分にオックスフォードシャーのゴーリングにある彼の自宅を訪れたことを発表している。また警察は不審な点はなかったことも発表している。

リチャード・オスマンは、自身がテレビ番組『ディール・オア・ノー・ディール』のスタッフとして働いていた間にジョージ・マイケルによる匿名の慈善活動の類まれな一例をツイートしている。

「番組『ディール・オア・ノー・ディール』で出演者の女性が不妊治療を受けるために1万5千ポンドを必要としてたんだけどね。ジョージ・マイケルは次の日に内緒で電話してきて、彼女に1万5千ポンドを贈ったんだ」

その他のソーシャルメディア・ユーザーも、「借金に泣いていた女性」に見知らぬ人にもかかわらず2万5千ポンドの小切手を渡すなど、ジョージ・マイケルの思いやりの数々を明かしている。他にも「借金に悩む看護学生だったから」という理由で5千ポンドのチップを渡している

「彼はカフェで借金を苦に泣いている見知らぬ女性に2万5千ポンドを渡してた。ウェイトレスに自分が去ってから渡すようにと頼んで、小切手を残していったんだ」

「何年か前に、私が一緒に働いていたバーテンダーにあるセレブがチップを5千ポンドもくれたの。彼女は看護学生で借金に困っててね。それがジョージ・マイケルだった」

他にもジョージ・マイケルは、ホームレスのシェルターで匿名で働いていたことや、自身の亡くなった母親の面倒を見てくれたお礼として、国民保険サービスの看護師たちを一度無料でコンサートに招待していたことがツイートで語られている。

「私がボランティアをしてた時、ジョージ・マイケルは匿名でホームレスのシェルターで働いていた。内緒にして欲しいと頼まれていたから誰にも話さなかったけど、彼はそういう人よ」

「ジョージ・マイケルは一度、NHSの看護師たちを、彼の亡くなった母親の面倒を見てくれたお礼としてコンサートに無料で招待していたよ」

他のコメントでは、ローナン・キーティングと共に出演したテレビ番組「クイズ$ミリオネア」で得た賞金をすべてチャリティーのために使ったこともツイートされている。

「ジョージ・マイケルはまた、テレビ番組『クイズ$ミリオネア』で得た賞金をすべてチャリティのために使った唯一のスターよ。『もし失ってしまったら、僕が払うまでだ』と言っていたわ」

亡くなったことを発表する声明の中でジョージ・マイケルの広報担当者は次のように述べている。「深い悲しみと共に、私たちの愛してきた息子であり、兄弟であり、友人であるジョージがクリスマスの時期に自宅で穏やかに息を引き取ったことを発表します」

「遺族はこの困難で動じやすい時期のためプライバシーの配慮を求めています。現時点でこれ以上のコメントはありません」

※公開後、記事を修正しました。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ