ステイタス・クォーのフランシス・ロッシが、バンド・メンバーのリック・パーフィットが先日他界したことを受けて追悼の声明を発表している。
リック・パーフィットは先日、肩のケガで病院に収容された後、「重度の感染症」のために享年68歳で亡くなったことが発表されている。
ブライアン・メイを筆頭に、ザ・フーやミューズなどが哀悼の意を表明しているが、ついにフランシス・ロッシも人でありソングライティングのパートナーでもあったリック・パーフィットを偲び、追悼の意を表明している。
「こんなことになるなんて心の準備ができていませんでした」と彼は声明の中で述べている。「リック・パーフィットは50年間ずっと、僕の人生の一部でした。疑うまでもなく、僕の人生において最も長い付き合いでした。この関係は、最も充実しているものであり、イライラするものでもあり、それでいて、創造的で柔軟なものでした。バンド結成当初から、僕たちは一緒にステイタス・クォーのサウンド、スタイル、ヒット曲を作り上げてきました。ツアー中、ステージ上、スタジオで、僕たちは何年間も一緒に過ごし、滅多に離れ離れになることもなく、自分たちのやることに磨きをかけてきました。
僕たちはチームであり、二人のコンビであり、パートナーであり、しかもそれでいて、まったく違う別の二人でした。歳をとること、ツアーを続けること、成功と向き合うこと、そして創造の火を燃やし続けることに対する重圧に、異なるやり方で対処していたのです。彼は自分自身のサウンド、スタイルを成熟させることで、肩肘張ることなくこの世代のミュージシャンたちにインスピレーションを与えていました。
リックは典型的なロック・スターであり、誰とも違うオリジナルな存在でした。ハイスピードかつ大音量で、ハイリスクな人生を生きながらも、喜びやエッジの効いたイタズラっぽさ、自分の嗜好を忘れることは決してありませんでした。彼の人生は退屈なものでは決してなく、僕たちの誰よりもうるさくて、機敏で、楽天的でした。これまで数え切れないほどの出来事があり、彼が実際に危機的な状況に陥ったことも何度かありましたが、それでも彼を失ってしまったことが本当にショックです。僕たちはこの1年間で、最高のミュージシャンを本当にたくさん失ってきましたが、今度はジョージ・マイケルとリック・パーフィットを失うことになったのです。こんなことになるなんて心の準備ができていなかったのです」
リック・パーフィットは2016年10月まで50年以上にわたってステイタス・クォーとして活動し、一連の健康問題のためバンドを離れていた。リック・パーフィットは1997年に心臓バイパス手術を受けており、2016年夏にも心臓発作が起きている。
ステイタス・クォーはこれまでに100曲以上に及ぶシングルをリリースしており、リック・パーフィットによって書かれたものも多数あり、1億枚を超えるセールスを記録している。
※公開後、記事を修正しました。
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