Photo: Pieter M Van Hattem/NME
通算5作目となるニュー・アルバム『デプレッション・チェリー』より先週2曲の一部を公開したビーチ・ハウスだが、それぞれの楽曲“PPP”と“Beyond Love”のフル・ヴァージョンを自身のオフィシャル・サイトで公開している。
http://www.beachhousebaltimore.com
楽曲は、サイトの新たなセクション「Single Finder」を利用することで聴くことができ、過去のビーチ・ハウスの楽曲から好きな曲を3曲選ぶと、そのセレクトに合わせて、既にリリースされているシングル“Sparks”ないしは、“PPP”か“Beyond Love”が再生される仕組みとなっている。
『デプレッション・チェリー』は8月28日にサブ・ポップよりリリースされる。ラジオ局WBURとのインタヴューの中で、ヴィクトリア・ルグランはアルバムの印象を語り、『デプレッション・チェリー』について、「私にとっては意味が変化し続けてるの。強いて言えば、いろんなことで溢れているのよ。愛、痛み、歳を取ること、喪失への対処、何かを手放すこと。結局は、聴く人が感じることだったり、聴く人の反応だったりを表しているのよ」と語っている。
アレックス・スカリーも次のように語っている。「僕たちのアルバムは、僕らの持っている音楽面での個性の一部なんだ。指紋みたいなものだね。音楽を作るときに、僕らの脳が作るものなんだ。その一部は、僕らが使う楽器そのものだったりする。僕たちはギター、オルガン、ドラム・マシーン、そしてリヴァーブを使って演奏する。新しいオルガンを見つけた時はいつでも、インスピレーションが湧いてくる瞬間といった感じだよ。この数年間で見つけたオルガンが２つあるけど、どちらも今回のアルバムで使ってるんだ」
以前に公開されたプレス・リリースのなかでは、ビーチ・ハウスは新作について「生ドラムの役割は減退し、メロディとわずかな楽器で構成された楽曲によるシンプルさへの回帰」と評している。
アルバムのトラックリストは以下の通り。
‘Levitation’
‘Sparks’
‘Space Song’
‘Beyond Love’
’10:37′
‘PPP’
‘Wildflower’
‘Bluebird’
‘Days Of Candy’
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