ナイル・ロジャースは25年ぶりとなるシックのニュー・アルバム『イッツ・アバウト・タイム』をリリースすることを発表している。
自身のウェブサイトへの投稿で、ナイル・ロジャースは1992年の『シック・イズム』以来となる新作を本来2015年夏にリリースすることを予定していたが、2年連続で発売が延期したことを明らかにしている。
ナイル・ロジャースは来年まで新作の発売を延期しなければいけなくなった理由について「この1年間はあまりに多くの死があったから、人生の喜びを歌ったこのアルバムをリリースすることができなかったんだ」と説明している。しかし、『イッツ・アバウト・タイム』はバンドが結成されてから、そして「スタジオ54」がオープンしてから40周年という節目の年にリリースされることになる。
シックとしての計画についてナイル・ロジャースは次のように記している。「2017年、僕たちはスタジオ54に敬意を表して、コンサート、アフターパーティー、VIPパッケージ、撮影、シングルのリリースという一連の流れを行うことで、世界地図の中に自分たちを据えて、大きなサプライズと共にこのフル・アルバムをリリースするんだ!」
メッセージの中でナイル・ロジャースはプリンスとデヴィッド・ボウイの死が自身にもたらした衝撃についても触れている。
「2016年は始まるやいなや、デヴィッド・ボウイが亡くなったよね。僕は本当に多くのスーパースターたちと共にたくさんのアルバムを制作してきたけど、デヴィッドと”Let’s Dance”は僕のキャリアにおいて最高峰のアーティストと楽曲の1つなんだ」
「プリンスが突然死んで、二度も雷に打たれたかのようだったよ」と彼はさらに続けている。
米『ローリング・ストーン』誌の最新インタヴューの中でナイル・ロジャースは、『イッツ・アバウト・タイム』が暗闇の時代にいくらかの希望をもたらすことを祈っていると述べている。
「僕はもうこれ以上耐えられないって感じなんだよ。こんなに多くの後ろ向きな出来事に対抗するには、たくさん前向きなことを積み重ねていくしかないんだ」と彼は語っている。「これが、勢力図を半分にする唯一の方法なんだ。ただ、ちょっとやそっとの試みじゃうまくいかないんだよ。やりきらなきゃね。だから、2017年は僕たちにとって『パーティー・イヤー』になるんだ。絶好調であるかのようにね。ハメを外すんだよ」
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