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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニーナ・シモン、スライ・ストーンは、2017年のグラミー賞で特別賞が授与されることが明らかになっている。

特別賞は来年2月、グラミー賞に先立って行われる式典の一つの中で授与式が行われる。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニーナ・シモン、スライ・ストーンには、特別功労賞が授与される。

ゴスペル歌手のシャーリー・シーザー、ジャズ・ピアニストのアーマッド・ジャマル、ギタリストのチャーリー・プライド、そして”カントリー・ミュージックの父”ジミー・ロジャーズにもまた、特別功労賞が授与される。

特別功労賞が授与されるヴェルヴェット・アンダーグラウンドについて、グラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーは以下のような声明を発表している。「比較的短期間であった活動期間や、商業的成功の乏しさにもかかわらず、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは現在歴代で最も影響力のあるロック・バンドの一つとしての評価を確立しています。ルー・リード、ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、モーリン・”モー”・タッカーから成るバンドは、当時はひょっとすると視覚面でも音楽面でも前衛的だったでしょう。最初の本格的なパンク・バンドと称される彼らは、その後、50年以上に渡って数え切れないほどのロック・ムーヴメントにおける基準となってきました」

米『ローリング・ストーン』誌によれば、ザ・レコーディング・アカデミーはスライ・ストーンについては「ソウル、ファンク、ロック、サイケデリアの発展における決定的な役割を果たした」と評しているという。

今年のグラミー賞では、ルース・ブラウン、セリア・クルス、アース・ウインド&ファイアー、ハービー・ハンコック、ジェファーソン・エアプレイン、リンダ・ロンシュタット、ランDMCが特別功労賞を受賞している。

先日、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーであるジョン・ケイルは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの代表作『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ』をニューヨーク、パリ、リヴァプールで行う3公演で全編演奏することを明らかにしている。

1967年にリリースされたアルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ』は、アンディ・ウォーホルのマルチメディア・イベント「エクスプローディング・プラスティック・インエヴィタブル」の期間中に制作されている。アンディ・ウォーホルがデザインしたバナナのアートワークや、”Sunday Morning”、”I’m Waiting For The Man”、”Venus In Furs”、”I’ll Be Your Mirror”、”All Tomorrow’s Parties”等の楽曲で知られ、史上最も後世に影響を与えたアルバムの一つと称されている。

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