ザ・ローリング・ストーンズは殺害された国会議員ジョー・コックスを記念したクリスマス・シングルの印税を放棄している。
カイザー・チーフスのフロントマンであるリッキー・ウィルソン、スティーヴ・ハーリー&コックニー・レベルのスティーヴ・ハーリー、KTタンストール、デヴィッド・グレイ、そして国会議員たちはザ・ローリング・ストーンズの“You Can’t Always Get What You Want”をこのシングルでカヴァーしている。
スコットランド国民党の下院総務を務め、国会議員によるバンド、MP4でキーボードを担当するピート・ウィシャートは、下院の討論でザ・ローリング・ストーンズが印税を放棄したことを明かしている。
「下院議長も印税を放棄してくれたことについてミック・ジャガーとキース・リチャーズに私と一緒に感謝してくれるものと思っています。これによって、より多くの金額がジョー・コックス・ファンデーションに寄付されることになるのです」と彼は語っている。
この音源は現地時間12月16日にリリースされる。収益はジョー・コックスの名前が冠されたチャリディ団体に寄付される。
ブックメーカーのウィリアム・ヒルは、この曲がクリスマス週のチャートで全英1位を取ると賭けられた金額をチャリティで寄付することを発表している。
また、財務大臣のフィリップ・ハモンドはこのシングルの売上には付加価値税をかけないことを発表している。
このシングルの話題は首相質問で労働党党首のジェレミー・コービンも取り上げており、彼は国会議員全員にシングルをダウンロードするよう呼び掛けている。
テリーザ・メイ首相はそれに同意し、次のように語っている。「あなたのおっしゃってることはまったくもって正しいことです。我々は明確なメッセージを発信しなければなりませんし、ジョー・コックス・ファンデーションのためにシングルをダウンロードすべきです。これは非常に重要なことです」
「我々全員がジョー・コックスがこの院における素晴らしい議員だったことを分かっています。財務大臣もシングルの付加価値税を放棄するものだと考えています。全員がこれについては無報酬で行うのです。もう一度、みんなにこのシングルをダウンロードするよう呼びかけましょう」
ウェスト・ヨークシャー州の国会議員であるジョー・コックスは今年の6月16日にバーストールの選挙区で殺害されている。
犯人のトーマス・マイアーは容疑が確定した後、終身刑に処されている。
彼女が亡くなった際、多くのミュージシャンが追悼の意を表明しており、コールドプレイは“Green Eyes”を彼女に捧げている。
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