キーンのフロントマンであるトム・チャップリンはかつて友人の部屋で1人でコカインを摂取し、4日間寝ずに過ごしたことを明かしている。
トム・チャップリンによると、それはキーンが活動を休止することになった2013年の出来事だという。
トム・チャップリンはテレビ番組「ルース・ウィメン」の中で以下のように語っている。「まだキーンにいた頃、僕の人生に起きていることに直面するのが怖かったんだ。僕は自意識過剰で、丸見えのところに隠れていて、その裏で混乱してたんだよ」
「感情をどのように扱えばいいのかわからなかったんだ。それで、自分で薬による治療を始めたんだよ」
トム・チャップリンは次のように続けている。「友人の部屋に滞在していた時、僕は3、4日たった1人で、一睡もせずに起きていたんだ。そして、コカインを連続で摂取し続けたんだ」
「それで心臓発作になったような感じがして、突然気がついたんだ。僕は全部のこと――僕の人生、娘、妻、これからやってくるすべてのことを、失ってるんだって」
「でも、同時に別のことも感じていて、奇妙な感じだった。わかってるだろうけど、人にはみんな、そういう感覚がはっきりとする瞬間があるよね」
インタヴューの映像はこちらから。
トム・チャップリンは先日、初のソロ・アルバム『ザ・ウェイヴ』をリリースし、10月にはUKツアーに乗り出している。
昨年、トム・チャップリンは“Love Wins”という楽曲を作曲し、合衆国最高裁が同性婚について判決を下し、50州で同性婚が合法となったことを祝福している。
トム・チャップリンは“Love Wins”について「ファンによって提案された曲名に基いたちょっとしたデモがあって、アメリカが変わったという素晴らしいニュースにインスパイアされたんだ」と語っている。
キーンは2013年にアルバム『ザ・ベスト・オブ・キーン』をリリースした後、「活動を休止する」ことを発表している。
キーンは2014年1月にこのアルバムに収録された“Won’t Be Broken”を最後のシングルとしてリリースしている。キーンはこれ以降新作をリリースしていない。
キーンは1997年に結成され、これまでに4枚のスタジオ・アルバム――2004年の『ホープス・アンド・フィアーズ』、2006年の『アンダー・ザ・アイアン・シー -深海-』、2008年の『パーフェクト・シンメトリー』、2012年の『ストレンジランド』をリリースしており、すべて全英アルバム・チャートで1位を獲得している。
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