ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは、過去にワン・ダイレクションとスタジオ入りした際の一部始終を明かし、ワン・ダイレクションに自身の楽曲”The Sound”を提供しようとしていたことについて語っている。
2014年には、マット・ヒーリーの母親によって彼がワン・ダイレクションと楽曲制作に取り組んでいることが明かされており、当時のファンはザ・1975の”Girls”に類似していたことから、マット・ヒーリーはワン・ダイレクションに”Change Your Ticket”を提供したのではと推測していた。
マット・ヒーリーは後に、”The Sound”をワン・ダイレクションに提供しようとしていた旨を明かしている。
「もう少しでワン・ダイレクションに曲を提供するって感じではなかったね」とマット・ヒーリーは『NME』に語っている。「これは前にインタヴューでも言ったけどさ。確か言った気がするな。まったくさ、もし提供してたらって想像してみてくれよ。そんなの想像できるかい? 彼らは曲を気に入りすらしなかったろうね。電話を受けたんだよ。『ワン・ダイレクションが君に曲を書いて欲しいってさ』って。俺も『よっしゃ、やってやる!』って感じでね。アーティストが金の話を持ちかけるってのは不愉快だっていうのは僕も思うけどさ、まあ勘弁してくれよ。『アデルが曲を書いて欲しいってさ……OK、分かった』って、その感じだよ」
マット・ヒーリーは次のように続けている。「それから僕は彼らに会ったんだけど、本当ナイスな若者だったよ。僕は興奮気味で『マジかよ、何からやろうか』って感じでさ。僕は(スタジオに)入って『さて、とりあえず何か方法を考えてみようか』っていうタイプのアーティストじゃないからね。それは僕のやり方じゃない。だから、僕は彼らに持っていたデモを聴かせたんだ。『おい、何やってるんだ? それはお前の次のアルバムだろう』って俺も思ったんだけどさ、『知るかよ!』って感じだったよね」
「たしか”The Sound”を聴かせた時に、彼らも『その曲かなりいいんじゃない』って感じでさ。けど、実際には彼らはその時既にザ・1975のサウンドに似た曲を作っていたんだよ。俺を呼んだのは『そのまま書いていい、使ってくれ』って促してもらうためっていうのに近い感じだったんだ。俺はそんなことしないけどね。まあ、ワン・ダイレクションならやりかねないよね」
ザ・1975は今月、全英アリーナツアーを予定している。ツアー日程は以下の通り。
Manchester, Manchester Arena (December 13)
London, The O2 (15)
London, The O2 (16)
Newcastle, Metro Radio Arena (17)
Glasgow, The SSE Hydro (19)
Bournemouth, BIC (21)
Cardiff, Motorpoint Arena (22)
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