グリーン・デイは現地時間12月10日にオークランドのオラクル・アリーナで行ったライヴで、同都市の倉庫で起こった火災の犠牲者に追悼の意を表明している。
12月2日に100%シルクによってゴースト・シップ・ウェアハウスで開催されたパーティーでは、オークランドの歴史においても最も凄惨と言える36名の死者を生む火災が起きている。
80年代から90年代においてグリーン・デイはオークランドのDIYシーンで活動しており、ゴースト・シップのような場所をコミュニティの人間が探していたことについて語っている。
「あの倉庫で亡くなったすべての人々に思いを送りたいんだ。だって、彼らは自分自身を探していた人々だったわけだからね」とフロントマンのビリー・ジョー・アームストロングは語っている。「アーティストでいること、風変わりでいること、そして楽しむこと、そんなことを祝福できる瞬間を彼らは持とうとしていたんだ」
彼は次のように続けている。「すべてのフリークスを、変人を大切にしなきゃならないんだ。人々は居場所を必要としてるんだよ。彼らはアート・スクールに通っていたわけじゃない。彼らは実家を追い出されて、そして、何も持っていなかった。でも、コミュニティのような何かを探していたんだよ。以前は受け入れられなかったからね。だから、暮らしていくために身近な場所を持つことは本当に重要なことなんだ」
グリーン・デイは犠牲者に“Boulevard Of Broken Dreams”を捧げている。
パフォーマンスの模様はこちらから。
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12月6日にビリー・ジョー・アームストロングはインスタグラムでも犠牲者に追悼の意を表明している。「随分昔に俺もゴースト・シップのようなコミュニティ・スペースの倉庫で暮らしていたことがあるんだ」と彼は綴っている。
「あの時は人生でも最高で充実した頃だった。風変わりな奴らやアーティスト、活動家、ミュージシャンなんかと暮らして、その空間では変な奴も生活することができて、社会に拒絶されるような人間でいられたんだ」
「俺たちはお互いを刺激し、一緒に笑い、存在を知らなかった新しい友人やファミリーを作ることができた。オークランドの街は俺や俺たちの親友にそうしたものを提供してくれたんだ。だから、今回の悲劇は俺たち全員の胸を強く打ったよ。このとんでもない喪失を癒やすことに役立つことをしてくれ。そして、お互いのことを気遣ってくれ」
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