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マドンナはアメリカ大統領選挙の結果を受けて女性に「裏切られた」気分だと語っている。

選挙結果の統計によれば、白人女性の53%がドナルド・トランプに投票したという。

米『ビルボード』誌に掲載された女優のエリザベス・バンクスとのインタヴューで、ドナルド・トランプの最終的な勝利はそうした有権者のせいだと非難している。

「女性が私たちを裏切った気分なのよね」と彼女は語っている。「ドナルド・トランプに投票した女性の割合っておそろしいほど高いじゃない。女性の性質として他の女性は応援しないのよ。本当に悲しいわ。男同士は守り合うのに、女性は自分の男性や子供を守るでしょ。女性のほうが内向きで、男性のほうが外向きなのよ」

彼女は選挙結果について「誰かが亡くなってしまったように感じた」と語っている。「裏切りと断腸の思いのコンビネーションみたいな感じで、なによりも愛している人がいなくなったような感じだったわ。亡くなった時のようなね」

「毎朝、起きる度に、『ああ、まだドナルド・トランプが大統領だわ』って感じで、しかも悪い夢なんかじゃないのよ」

「もう終わりよ」と彼女は続けている。

マドンナは昔、フロリダ州のパーム・ビーチにあるドナルド・トランプの所有地で彼に会った時のことを思い返している。

「彼はフレンドリーな人で、自慢げでマッチョな肉食男子という意味で言えばカリスマ的だったわね」と彼女は語っている。「ポリティカル・コレクトネスの点で間違っているところが魅力的だと気づいたわ。もちろん、20年後に大統領選挙に出馬することになるとは知らなかったけどね」

「ああいう人はこの世に存在するものなのよ。それは構わないわ。でも、国家元首は務まらないのよ。彼をバラク・オバマと同じ文脈、同じ部屋、同じ職務明細書で捉えられないわ」

マドンナは音楽とエンタテインメント業界における年齢差別と性差別についても語っている。「『妥当性』という言葉がみんなの使うキャッチフレーズになってるわよね。差別に溢れている世界で暮らしてるのよ。女性に関してだけ年齢が持ち出されるのよ。これは性差別やショービニズム、女性蔑視につながってるわよね」

「レオナルド・ディカプリオが60歳だとして彼の妥当性について語らないわよね。女性を嫌うこの社会で私は女性として妥当なわけ? 教育を受けたショービニストでもない、女性差別主義者じゃない人にとっては、そうなんでしょうけどね」

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