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ニール・ヤングは議論を呼んでいるダコタ・アクセス・パイプラインの建設をめぐって再び声明を発表している。

ニール・ヤングは先日、ダコタ・アクセス・パイプラインの建設に反対している抗議者たちに行使される暴力を批判し、オバマ大統領に止めるよう呼びかける長文のテキストを公開していた。

https://nme-jp.com/news/30149/

今回、現地時間12月4日にアメリカ陸軍省がダコタ・アクセス・パイプラインの建設を許可しないと発表したにもかかわらず、その日の夜にダコタ・アクセス・パイプラインのオーナーであるエナジー・トランスファー・パートナーズとスノコ・ロジスティックス・パートナーズがこれまで通り、建設を続けると発表したのを受けて、再び自身のフェイスブックで批判している。

https://www.facebook.com/NeilYoung/posts/10157802051690317

全文訳は以下の通り。

「オバマは立ち上がるのか?

オバマ政権と連邦法の効力はダコタ・アクセス・パイプラインのエナジー・トランスファー・パートナーズとスノコ・ロジスティックス・パートナーズによって無視されたんだぞ。

ダコタ・アクセス・パイプラインのエナジー・トランスファー・パートナーズとスノコ・ロジスティックス・パートナーズは政府よりも強いのか?

アメリカ陸軍省は現地時間12月4日にダコタ・アクセス・パイプラインの建設を許可しないと発表した。スタンディング・ロック・スー族の族長であるデイブ・アーチャムボールトはオチェティ・シャコウィン・キャンプでこれを発表し、その模様はスタンディング・ロック・スピリット・レジスタンス・レディオでも生中継された。

ダコタ・アクセス・パイプラインのオーナーたちは12月4日の遅くに反応を示し、何も変えないと言ったんだ。『最初から申し上げている通り、エナジー・トランスファー・パートナーズとスノコ・ロジスティックス・パートナーズはこのライフラインのプロジェクトが完成まで漕ぎ着けることに懸命に取り組んでいますし、オアへ湖周辺のルートを変更することなく、パイプラインの建設を完成させることができると思っています。政府の今日の決定は何も変更するものではありません』エナジー・トランスファー・パートナーズとスノコ・ロジスティックス・パートナーズは12月4日の夜に声明を発表したんだ。

http://www.businesswire.com/news/home/20161204005090/en/

この発表が中継された時、オチェティ・シャコウィン・キャンプの演説者たちは抗議者に対してキャンプを離れないように言わなくちゃならなかった。彼らはダコタ・アクセス・パイプラインがアメリカ陸軍省の決定を無視し、これまでやってきたように開発を進めると考えたんだ。

今、問題なのは許可なくダコタ・アクセス・パイプラインが建設を進めるのを止めるためにオバマ大統領が軍を送るかどうかだ。さもなければ、この発表に何の効力もないかだ。政府と企業による別の方策が出れば、現在スタンディング・ロックのキャンプに集まっている10000人以上の抗議者や退役軍人も家に帰ることができるだろう」

ダコタ・アクセス・パイプラインの抗議運動には2000人を超える退役軍人も参加し、人間の盾となる運動が行われている。

ニール・ヤングは12月2日にニュー・アルバム『ピース・トレイル』をリリースしている。

アルバムはリック・ルービンの所有するシャングリラ・スタジオでレコーディングされたとのことで、プロデュースはニール・ヤング本人とジョン・ハンロンが手掛けている。

プレス・リリースによれば、10曲を収録するアルバムの全曲は今年7月にリリースされたライヴ・アルバム『アース』のリリース後に書かれたという。

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