anohni-hopelessness

アノーニは自身の楽曲“Obama”のミュージック・ビデオを公開し、今期で退任が決まっているアメリカ大統領にウィキリークスの内部告発者、チェルシー・マニングの解放を求めている。

アノーニはYouTubeのキャプション欄にメッセージを記載しており、そこには次のように記されている。「オバマ、チェルシー・マニングを牢獄から出して下さい。彼女の大変な犠牲と脆弱さを認識してください。もし牢獄にい続けさせるのであれば、あなたは私たちの国家に最後のメッセージを送ったことになります。オバマ政権は容赦のないアメリカにおいて心ある勇気を残酷にも罰するのだと」

アノーニは次のように続けている。「オバマ政権のハートを今こそ示してください。選挙は終わりました。チェルシー・マニングを牢獄で滅びさせることの政治的アドヴァンテージはありません」

“Obama”のミュージック・ビデオはこちらから。

チェルシー・マニングは2010年に機密情報をリークしたことに派生した国防上の罪で35年の刑を宣告されている。

チェルシー・マニングはトランスジェンダーの女性で、2013年に罪を宣告された翌日に声明の中で子供の頃から自身は女性だと感じており、チェルシーとして認識され、ホルモン代替のセラピーを始めたいと語っていた。

陸軍時代までチェルシー・マニングはブラッドリーとして知られていたが、陸軍時代に性同一性障害と診断されている。

一方、アノーニは先日、アメリカ大統領選挙で共和党のドナルド・トランプが勝利したのを受けて、自身の心境をマーヴィン・ゲイの歌詞を引用してインスタグラムで表明していた。

アノーニは1971年発表の“Save the Children”から「世界から歌が失われ、花は開かず、鐘の音が止む時が来るだろう。その時、誰が案じるというのだろう? 滅亡することが運命づけられている世界を誰が救おうとするだろう?」という部分を引用している。

u2h2OVuIf/gWUFyy8OWEpdyZSa3aVCqpVoVvzZZ2VTnn2wU8qzVjDDetO90GSy9mVLqtgYSy231MxrY6I2gGqjrTY0L8fxCxfCBbhWrsYYAAAAAElFTkSuQmCC); display:block; height:44px; margin:0 auto -44px; position:relative; top:-22px; width:44px;”>

There'll come a time When the world won't be singing Flowers won't grow And the bells won't be ringing Who really cares? Who is willing to try To save a world That is destined to die? -Marvin Gaye, 1971

ANOHNIさん(@anohni)が投稿した写真 –

アルバム『ホープレスネス』のダウンロードはこちらから。

リリースの詳細は以下の通り。

アーティスト: ANOHNI(アノーニ)
タイトル: Hopelessness( ホープレスネス)
レーベ ル: Rough Trade / Hostess
品番:BGJ-4020
価格: 2,400円+税
発売日: 絶賛発売中
※歌詞対訳、ライナーノーツ付
1. Drone Bomb Me
2. 4 DEGREES
3. Watch Me
4. Execution
5. I Don’t Love You Anymore
6. Obama
7. Violent Men
8. Why Did You Separate Me From The Earth?
9. Crisis
10. Hopelessness
11. Marrow

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ