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メタリカのカーク・ハメットは、元ギタリストで、メガデスのフロントマンであるデイヴ・ムステインとの関係について明かしている。

デイヴ・ムステインはオリジナル・リード・ギタリストとしてメタリカの結成メンバーだったが、ドラッグやアルコール、他のメンバーとの衝突のため、1983年にバンドを脱退している。以降、その波乱の関係については多くのことが語られてきたが、2011年にメタリカの30周年を記念したライヴではデイヴ・ムステインが参加したほか、何度か一緒にパフォーマンスを行っている。

大きな成功を収める前にデイヴ・ムステインに代わって加入したギタリストのカーク・ハメットは今回、彼が「メタリカの状況にフラストレーションを感じ」てきた過去があり、その関係は今も「少しほろ苦いもの」だと語っている。

「まあ、君も知っている通り、デイヴとのことで言えるのは、僕自身はデイヴと問題を抱えたことはないってことだよ」とカーク・ハメットは「ワード・オブ・ホイーラー」のポッドキャストに語っている。「僕はデイヴをいつも本当に悲しくて、本当に怒ってて、メタリカの状況にフラストレーションを感じてる人として見てきたんだ。そして、彼はそれを振り切ることはなかった。僕は彼にたくさんの共感を見せてきたんだ。彼は単に怒ってるんだと理解してきた。人生において女性がするのと一緒だよね」

彼は次のように続けている。「バンドが自分を追い出した時っていうのはさ、まあ僕は追い出されたことはないけど、でも、想像するにひどい体験だったと思うんだ。特に情熱的に取り組んできたバンドであればなおさらね。だから、ずっと続いていたデイヴの苦しい立場というのは理解できるんだよ。でも、フィルモアで30周年記念ライヴをやった時に『キル・エム・オール』の曲ではデイヴを招待したわけだからね。彼をステージに迎えたのはすごくいい感じだったんだ。僕としては完璧だったよ。デイヴがソロを弾いてる時にジェイムズ・ヘットフィールドのとこに行って、リズム・パートを一緒に弾くんだ。難しいことじゃなかったんだよ」

彼は次のように思い返している。「彼の表情や、全体の姿勢から、この共演がすごくカタルシスであることが見て取れたんだ。そして、彼をどれだけ助けることになったかっていうね。だから、僕も穏便に対処したよ。しかし、面白いのはさ、あれ以降も僕らとデイヴの関係は少しほろ苦いものなんだ。癒される必要のある傷は癒やされたっていうのがあのすべてだったって思いたいんだけどね」

デイヴ・ムステインはこの発言についてツイッターで反応を示している。

「僕はカーク・ハメットのことをものすごく尊敬しているんだ。この発言についても感謝してるよ。彼はほぼ100%正しいよ、ほぼね。彼の幸運を祈るよ」

先月、メタリカは絶賛を受けている新作『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』をリリースしている。

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