ANDY HUGHES/NME

Photo: ANDY HUGHES/NME

フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、ハードコア・バンドのブラストの20年ぶりの音源に参加していることが明らかになっている。

ブラストは、1989年に発表したアルバム『テイク・ザ・マニック・ライド』が最後のアルバムとなっていたが、2曲入りのEP『フォー・ゾーズ・フー・グレイスド・ザ・ファイア!』を今回リリースするという。このEPではデイヴ・グロールがドラムで参加しているほか、ブラック・フラッグのメンバーであるチャック・ドゥコウスキーもベースで参加しているという。

ブラストは現在、元クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのドラマー、ジョーイ・カスティロとベーシストのニック・オリヴェリと共にフル・アルバムを製作している。

『フォー・ゾーズ・フー・グレイスド・ザ・ファイア!』は以下で聴くことができる。

一方、フー・ファイターズのためのヴァイラル・ビデオを作成した首謀者が、バンドが彼の地元であるイタリアのチェゼーナでのライヴに同意してくれたのを聞いた時、涙せずにはいられなかったと語っている。1000人で一斉にフー・ファイターズの“Learn to Fly”をカヴァーしたことで、今回のことは実現した。

1000人の地元のミュージシャン——ドラマー、ヴォーカリスト、ギター——がフー・ファイターズの1999年発表の楽曲“Learn to Fly”をカヴァーする映像は、先週ウェブ上で拡散されることになった。このビデオは、デイヴ・グロール率いるバンドに地元でライヴをやってもらいたいというキャンペーンの一環として撮影されたものだった。

フロントマンのデイヴ・グロールは、この試みを喜び、お礼としてチェザーナでライヴを行うことに同意している。

この偉業をまとめたファビオ・ザッファニーニは、『ガーディアン』紙に語り、バンドからの反応をオンラインで見た時は思わず泣いてしまったという。

「赤子のように泣き始めてしまったんだ」とザッファニーニは語っている。「僕は感情的な人間ではないんだけど、すっかりそうなってしまったんだ」

デイヴ・グロールの返答を見た瞬間のことを思い出しながら、ザッファニーニは更にこう語っている。「最初に見た時は冗談だと思ったんだ。でも、本人だと分かって、もう一度泣き始めてしまったんだ。普段はそんなに泣かないんだけどね。でも、あの時は感情を抑えられなかったんだ」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ