Austin Carlile/Instagram

Photo: Austin Carlile/Instagram

オブ・マイス・アンド・メンのフロントマンであるオースティン・カーライルは自身の闘病生活について明かし、ファンに対して「よくなる」ことはないだろうと語っている。

マルファン症候群は細胞間接着因子による先天性の病気で様々な器官や身体の機能に障害を与えるものとなっており、オースティン・カーライルが自宅で治療を受けるため、オブ・マイス・アンド・メンはヨーロッパ・ツアーを途中で切り上げている。

今回、一連のツイートのなかでこの病気に関する痛ましい真実に触れて、オースティン・カーライルは痛みと陰鬱な日々と毎日向き合っていることを明かしている。

「参考までになんだけど、マルファン症候群は“よくなる”ことがないんだ。なんとか生きていくしかないんだよ。足と耳と腕と頭と背中とお尻と心臓の手術をやってきたけど、そのおかげで身体が機能して、生きていられてるんだ。みんな、早くよくなってとか、何に時間がかかってるの?と言うんだけど、僕は決して回復することがないんだよ。満足かい? 僕はその日その日を生きて、その日その日が闘いなんだ。マルファン症候群は細胞間接着因子の異常で、これはつまり身体全体に影響を及ぼすことを意味するんだ。そして、それは痛みを伴うものなんだよ」

彼は次のように続けている。「この辛い日々についてツイッターで泣き言を言いたいわけじゃない。愚痴を言う気もないし、前に進み続けていくよ。稀にあるいい日については!? みんながしてるよりも大切な日々として過ごしているんだ。だから、理解してほしい。何かを人に押し付けたいわけじゃないんだけどね。精神的にも肉体的にも傷つけられることについて、こういう心境に至ったのはこれが理由なんだ。実際、僕もそうだったしさ」

この病気との闘いについて先月、オースティン・カーライルは次のように述べている。「多くの人が知っている通り、僕はマルファン症候群という細胞間接着因子の異常と闘ってるんだ。この病気を原因として浮かび上がってきた最近の問題のために、残りのヨーロッパ・ツアーはキャンセルしてしまった。胸が張り裂けそうだったよ。でも、バンドと僕はこの状態で続けることは安全じゃないと判断したんだ。僕はスタンフォード大学病院に入院していて、ここには本当の問題は何なのか、研究を続け、情報を得てきた専門家がいるんだ。必要な検査を受けて、その原因について診断されるまではここに入院する予定だよ」

彼は次のように続けている。「僕らのツアーに来てくれた人々や来ようとしていた人々には、心からお詫びするよ。手足がなくなるとか、生命の危機に及ばない限り、僕はキャンセルするつもりはなかったんだ。残念ながら、今回はその生命の危機に及ぶものだったんだよ。この判断を支持したり、理解してくれる人には感謝するよ。新たな試練だと思って、この病気を治療して、前に進むことを約束するよ。僕の父親もコスタリカから飛んできてくれたし、そして、スタンフォードのチームは家族のようなんだ。僕は一人じゃない。みんながいることも分かってる。そして、こんな時こそみんながいると思うと、安心するし、心強くなるんだ。心配しないでくれ。今も世界ではもっと重要なことが起こってるんだからね」

「それに、神が決めたことだからね。要するにすべては神の手中にあるんだ。何が起きようと準備はできてるよ」

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