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フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスはバンドの新作に関して新たな情報を明かしている。『NME』に語ったところによると、彼らは現在、予定しているヨーロッパツアーに向けて「充電期間」にあるという。

フー・ファイターズは、いくつかのヨーロッパのフェスティバルへの出演が発表されており、彼らのファンは彼らが新作と共に戻ってくるのではないかと期待している。かねてより現時点での最新作『ソニック・ハイウェイズ』の第1弾に続くプロジェクトがイギリス周辺のスタジオで制作されるのではと噂されていたものの、プロデューサーのブッチ・ヴィグは「まだ実現していない」と明かしており、ドラマーのテイラー・ホーキンスはEP『KOTA』を11月11日にリリースしている。

今回、テイラー・ホーキンスは『NME』に対してバンドがまだ新作には取り掛かっていないと語っている。

「現在、俺たちはまだ充電期間なんだ」とテイラー・ホーキンスは語っている。「俺たちには来年いくつかライヴがあるからね。あと、数週間前にデイヴの娘の学校のためにチャリティ・イベントもやったからね。あんまり報道されなかったんだけどさ。だから、俺たちは好調だし、お互いのことも大好きで、とてもいい感じなんだ。俺たちはただ、世界がフー・ファイターズへの準備ができるのはいつなのか見極めてるところなんだよ。俺たちは家族だしね」

「いずれ新しいアルバムも作るんだろうけどね。ただ、デイヴの準備ができるまでは俺たちも準備できないからね。それが決まりなんだ。まあ、俺たちは間違いなくまた演奏することになるわけでさ。本当に知らないんだよ。俺たちはただデイヴが『やあ、スタジオに入ろうぜ』ってメールをくれるのを待つだけなんだ」

一方で、来年のグラストンベリー・フェスティヴァルで演奏する予定について知っているかと訊かれた際には次のように答えている。「まだだな。でも、俺は常に最後に知る人間なんだ。俺はおしゃべりだからね。誰も何も教えてくれないんだよ。それがフー・ファイターズのルールなんだ。『テイラーには伝えるなよ。彼が言いふらすぞ』ってね」

デイヴ・グロールが足を骨折したためにグラストンベリー・フェスティバルの出演とウェンブリー・スタジアムでの公演キャンセルとなったことを受けて、もう一度戻ってきたいか、という質問には次のように答えている。「去年、ライヴをキャンセルしなければならなかった時は残念だったよ。もうすべてが残念だったね。要するにデイヴの足は粉々になってしまったんだ。あの悔しい気持ちにはグラストンベリーを悔やむ気持ちも入ってるよ」

「俺たちは繰り出して、ウェンブリー・スタジアムからグラストンベリーのヘッドライナーと行進していくのを楽しみにしてたんだ。でも、デイヴがあんなふうに骨折して、キンタマを蹴られたみたいなもんだった。でも、デイヴは言ったんだ。「続けよう。台座に座らなけりゃならないんだったら考えがあるんだ』ってね。俺たちはみんな『クレイジーだよ。台座に座ってるのを見たいと思うなんて狂ってるよ』って感じでさ。でも、やってみたら、これまででも最高のライヴの一つになったんだよ」

テイラー・ホーキンスは次のように続けている。「デイヴにとってライヴをキャンセルするのは最もやりたくないことなんだ。でも、俺たちはそれを逆手にとったんだ。あんなことがあったからね。多分、グラストンベリーはもう一度やることになるんだろうけど、分からないよ。さっきも言った通り、俺が知るのは最後だからね」

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