ケイト・ブッシュはデヴィッド・ボウイに対する自身の愛情と憧れの念を明かしており、「彼が創作面で成し遂げたものに純粋に憧れていた」と語っている。
ケイト・ブッシュは『フェーダー』誌の貴重なインタヴューで最近の音楽を聴くことはあまりないが、デヴィッド・ボウイの最後のアルバムには心底感動したと明かしている。
「最近聴いた中で最も力強かったもののうちの一つはボウイの『★(ブラックスター)』だわ」と彼女は語っている。「美しいと思ったわ。もちろん感動的なんだけど、彼が今までしてきたことの中でも最高の作品の一つじゃないかしら」
彼の死を受けて発表した追悼文とその関係性について訊かれたケイト・ブッシュは次のように語っている。「なにか書いてくれないかと訊かれたんだけど、彼があまりにも私にとって大きな存在だったから、本当にそうすることで心を動かされたの。私が成長していくうえで、彼は偉大なヒーローのうちの一人だったから。本当に勇敢なアーティストで、すごく飛び抜けていて、彼の音楽を愛していたわ。何度か彼に会ったけれど、素敵で遊び心のある方だった。けれど、なんていうか彼が創作面で成し遂げたものに純粋に憧れていたの」
デヴィッド・ボウイもケイト・ブッシュも共にジェンダーの常識に挑戦したのではと訊かれると、次のように答えている。「創作面で取り組んでいる時って女性として書いてることはあまり意識しないの。自身として書くことだけを考えるの。人間としてね。言いたいことがわかるかしら」
ケイト・ブッシュは先日、今は亡きプリンスとの関係や彼との仕事についても打ち明けている。
「彼は愛らしい人だったわね」と彼女は語っている。「彼はすごくお茶目で、とても優しかったのよ。なんて才能豊かな人で、なんてアーティストなのかしら。彼があんなに若くして逝かなければならなかったことは、ひどい損失だと思ってる。ものすごく悲しいわ。彼は本当に多作で、よく私を笑わせてくれた。だって、私が1枚のアルバムを作る間に、彼は2度のワールド・ツアーと、いくつかのアルバムに映画までやれたんだもの」
ケイト・ブッシュは2014年にロンドンのハマースミス・アポロで「ビフォー・ザ・ドーン(夜明け前)」と題した連続公演で35年ぶりとなったライヴを行っている。ケイト・ブッシュはこの公演を収めたライヴ・アルバム『ビフォー・ザ・ドーン』をザ・KT・フェローシップ名義で11月25日にリリースする。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.