グリーン・デイは、次期大統領のドナルド・トランプに抗議したアメリカン・ミュージック・アウォーズでの「ノー・トランプ、ノー・KKK、ノー・ファシスト・USA」と連呼するパフォーマンスについて言及している。
今年のアメリカン・ミュージック・アウォーズはロサンゼルスで開催されている。オープニングでブルーノ・マーズがパフォーマンスを行ったほか、ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデ、ニッキー・ミナージュ、レディー・ガガ、スティング、ブルーノ・マーズ、ザ・ウィークエンド、ザ・チェインスモーカーズらがパフォーマンスを行っている。
ビリー・ジョー・アームストロングは米国大統領選前に、ドナルド・トランプをヒトラーを引き合いに出して語り、自身の親族の中にドナルド・トランプに投票するものがいることを明かしていた。大統領選の結果が発表された後、彼は『NME』のインタヴューで共和党が勝利してしまった事実の重さは、国民の多くにとっては受け入れ難く、それを「どうかしたかのように恐れている」理由としている。
ジェームズ・コーデンとのインタヴューの中で、グリーン・デイはアメリカン・ミュージック・アウォーズでの抗議パフォーマンスについて言及している。「あれはリハーサルしたわけじゃないんだ」とビリー・ジョーは説明している。
「この件についてはみんなと同じように、俺たちだってショックだったんだよ」と彼は続けている。「でも、アメリカン・ミュージック・アウォーズでのパフォーマンスは無教養な政策や人種差別などのすべてに対して、ドナルド・トランプに立ち向かうためのいいスタートだと思ったんだ」
またビリー・ジョーは、今ではアメリカ中のトランプに対する抗議集会で人気となっている、彼の「ノー・トランプ」を連呼するパフォーマンスは「本当はM.D.C.っていう元々テキサスで活動しててサンフランシスコにやってきたバンドが始めたものなんだ」と明かしている。M.D.C.は1982年発表の”Born to Die”でフロントマンのデイヴ・ディクターは「ノー・ウォー、ノー・KKK、ノー・ファシスト・USA」と連呼している。
グリーン・デイは2017年の初めにイギリスに戻ってくる予定で、2月5日のリーズ・ファースト・ダイレクト・アリーナ公演を皮切りに、2月6日のマンチェスター・アリーナ公演、2月8日のO2アリーナでの公演を経て、7月1日にはロンドンのハイド・パークで行われるブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティバルでヘッドライナーを務める予定となっている。
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