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フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスは自身のソロ作よりシングル“Range Rover Bitch”のミュージック・ビデオを公開している。

テイラー・ホーキンスは現地時間11月1日にソロEP『KOTA』をリリースすることを発表しており、今回公開されたビデオは同作からのものとなっている。EPは11月11日にリリースされており、本作はテイラー・ホーキンスがヴォーカルのほか、「ほとんどすべての楽器」を担当しているとプレス・リリースには記されている。

リアム・リンチが監督を務めたミュージック・ビデオはMTV期前のベータ・テープへのオマージュとなっている。

“Range Rover Bitch”のミュージック・ビデオはこちらから。

米『ローリング・ストーン』誌にテイラー・ホーキンスは次のように語っている。「リアム・リンチは“Range Rover Bitch”のミュージック・ビデオで素晴らしい仕事をしてくれたよ。MTV期前の1970年代後半から1980年代前半のミュージック・ビデオが大好きで、それを共有してみたんだ。『ドン・カーシュナー/ザ・ミッドナイト・スペシャル』の雰囲気がこのビデオにはあるんだよ。キム・カーンズやニック・ギルダーなんかの感じを彼は捉えてくれたんだ」

また、“Range Rover Bitch”についてテイラー・ホーキンスは、カリフォルニア州カラバサスで暮らしている事実から生まれたと語っている。

「カーダシアン家が近くに暮らしているんだけどね、人生を見渡した時に、ステージ上でのことや俺たちがバンドとしてやってきた途轍もなくクレイジーなことを外してみたら、俺はすごく普通の生活を送ってるんだよ。子供が3人いて、妻がいて、毎週デートしてっていうね。それで、ドラムスティックを2本手にしたことが俺を裕福な大人にしてくれたってどうして考えたことがないんだろうって思ったんだ。それで考えていくうちに、『あのバカどもを見てみろよ。なんで俺はその一人になっちまったんだ?』って思ったんだよ」

先日、デイヴ・グロールとテイラー・ホーキンスがレコーディングした、ラッシュの『2112』の40周年記年盤に収録される“Overture”のカヴァー音源が公開されている。

ラッシュは1976年4月にリリースしたコンセプト・アルバムである『2112』が節目の年を迎えたことを記念して、12月16日にデラックス盤をリリースする。ライヴ音源や未発表音源に加え、アリス・イン・チェインズやビリー・タレントらがアルバムの楽曲をカヴァーした音源も収録される。

デイヴ・グロールとテイラー・ホーキンス、そしてプロデューサーのニック・ラスカリニクスは今回の再発のためにアルバムの“Overture”をカヴァーしており、現地時間11月6日に放送されたCBCラジオ2の「ザ・ストロンボ・ショウ」で初公開されている。ラッシュのゲディー・リーとアレックス・ライフソンは番組に出演しており、インタヴューの中で音源を初公開している。

“Overture”のカヴァー音源は番組の46分ぐらいから聴くことができる。

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