ジャクソン5のティト・ジャクソンが12月21日に初のソロ・アルバム『ティト・タイム』をリリースするが、同作に日本からティト・ジャクソンと公私共に親交が深い西寺郷太/ノーナ・リーヴスが友情参加を果たしていることが明らかになっている。
西寺郷太はまずソロ・シンガーとして“We Made It”のリミックス・ヴァージョンにゲスト参加、ノーナ・リーヴスのメンバーとしても“Get It Baby”のリアレンジ・ヴァージョンに携わっているという。
ティト・ジャクソンは、2013年の来日時にノーナ・リーヴスのクリスマスライブ『ノーナとHiPPY CHRiSTMAS』 に飛び入りで出演を果たしたり、2014年に西寺郷太が初ソロ・アルバム『テンプル・ストリート』をリリースした際にはギターとコーラスで友情参加し、ミュージック・ビデオにも出演している。
今回の友情参加について西寺郷太は以下のコメントを発表している。
「1984年。僕が10歳の夏、初めて買ったLPレコードが、ジャクソンズの名盤『VICTORY』でした。6人の兄弟すべてがリード・ヴォーカルをとるそのアルバムを僕は寝ても覚めても聴きまくり、人生が変わりました。
少年だったジャクソン5が1960年代半ばに本格的に活動を始めて50年以上、80年代の『VICTORY』からも30年以上の日々が経った今、63歳のティトがこんなにフレッシュでモダンなアルバムをリリースしてくれること、本当に感動しています。でも考えたら、素晴らしいのは当然なんですよね。ティトはマイケルにとって青年期まで作曲のパートナー。彼ら兄弟は、幼い頃から厳しい訓練を積み重ね、ジェイムス・ブラウンら伝説的アーティストのステージを生で体験してきたサラブレッドです。楽曲制作やプロデュースの面でも初期はベリー・ゴーディ・ジュニアに師事し、70年代中盤はフィラデルフィアで全盛期のギャンブル&ハフから直々に教わっています。特にギタリストだったティトは、ミュージシャンとしてそれら各レーベルの先輩達から多大な影響を受けて来ました。ティトは、ファレルやダフトパンクやマーク・ロンソン、ディアンジェロに代表される僕らの世代が憧れてきた歴史的現場にすべて直接当事者として関わっているんです。
今回のアルバム『ティト・タイム』は、デビューが15歳だったティトだからこそ、起こり得た奇跡のような音楽だと僕は思ってます。若い世代のプロデューサー達と手を組み、国境を越えて制作された記念すべき大切な作品に西寺郷太としても、ノーナ・リーヴスとしても参加できて光栄でした」
アルバムからの“Get It Baby”と“We Made It”はこちらから。
アルバムにはラッパーのビッグ・ダディ・ケイン、ベティ・ライト、ジョセリン・ブラウン、自身の愛息子3兄弟によるヴォーカル・グループ、3T(スリー・ティー)らがゲスト参加している。
リリースの詳細は以下の通り。
ティト・ジャクソン
『TITO TIME|ティト・タイム』
高品質Blu-Spec CD2仕様
歌詞・対訳付
解説:西寺郷太
日本盤ボーナス・トラック5曲収録
SICX-30005 定価¥2,400+税
1. Get It Baby featuring Big Daddy Kane
2. When The Magic Happens duet with Jocelyn Brown
3. Put It On Me
4. We Made It
5. One Way Street
6. So Far So Good featuring 3T
7. On My Way Home
8. Jammer Street featuring 3T
9. She Gotta Go
10. Not Afraid featuring ROO
11. Cruisin’ featuring Betty Wright
———————bonus tracks————————
12. T.I.T.O. Love
13. I Ain’t Goin’ Nowhere featuring 3T
14. Home Is Where The Heart Is
15. Get It Baby (NONA REEVES REMIX)
16. We Made It (REMIX) featuring GOTA NISHIDERA
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