モトリー・クルーのニッキー・シックスは、議論を呼んでいるアメリカ大統領選挙でのドナルド・トランプの勝利についてステージで触れない理由について説明している。
ニッキー・シックスは9月よりシックス:エイ・エム名義で北米ツアーを行っているが、彼やバンド・メンバーであるDJアシュバやジェイムス・マイケルはステージでは政治を切り離そうとしているという。
「俺たちには、しっくりくると思えないんだよね。他の誰にも向かないと言ってるわけじゃないけどさ」とニッキー・シックスは『NME』に語っている。「俺たちにも自分たちの意見があるけど、どのみち俺たち全員の100%を反映することにはならないわけでね。必ずしもロックのライヴを途中で止めて言いたいことだとは思えないんだよね」
ニッキー・シックスは次のように続けている。「俺のソーシャルでは声を上げたこともあったけどね。俺は皮肉屋だからね。だから、みんな俺が何を支持しているのか分かってるんじゃないかな。でも、アメリカにおいては分断されてるよね。どの大統領に投票したかで自分の音楽を聴く選ばなきゃいけないなんて感じてるファンがいるとしたら、それは音楽にとってフェアじゃないよね」
ニッキー・シックスと同じくモトリー・クルーのメンバーであるヴィンス・ニールは、1月に開催される大統領就任式で演奏するよう依頼されていたことが明らかになっている。しかし、その後、その依頼は引き下げられたという。
一方、ニッキー・シックスはアメリカの政治で起きていることの「すべてについて気持ちが入らない」と語っている。「突き放して、逃れていたほうがいいと思ってるんだよね」
彼は次のように続けている。「今後、決められる方針のいくつかは俺や俺の家族、子供、友人、そして俺の国、他の国の人々の人生にも影響を与えるんだろうね。でも、まさに今の段階だと、ちょっと現実離れしたなかでやっていくことになると思ってるんだよね。俺は最高の友人とツアーに出て、新しいアルバムをリリースし、毎晩プレイして、すごく楽しいんだ。それは俺たちがチャレンジを楽しんでるからなんだよ」
シックス:エイ・エムは11月18日に『Vol.2 プレイヤーズ・フォー・ザ・ブレスド』をリリースしている。
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