ノエル・ギャラガーが、次のアルバムの制作に入ったことを認めている。

『NME』に語ったところによれば、ノエルはこのように語っている。「まだ、ほんの少しだけど、新作に着手したんだ。でも、タイトルやテーマは最終的に決まってないんだけどね」

次回作はノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ名義としては3枚目となるアルバムで、今年2月にリリースされたばかりの『チェイシング・イエスタデイ』、2011年のデビューアルバムのセルフタイトル『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』に続く作品となっている。

来月の7月4日には、ロンドンのクラッパム・コモンで開催されるコーリング・フェスティバルでヘッドラインを務めるノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、ノエルがソロ・アーティストとしてUKでプレイするヘッドライナーとしてライブとしてはこれまでで最大のものとなっている。同フェスには、ライアン・アダムス、ザ・ハイヴス、ウルフ・アリスなども出演する。

どのようなライヴになるのか、ノエルに尋ねたところ、次のようなコメントが返ってきている。
「どんなライヴにするかは、あまり考えてないよ……。考えすぎるものどうかと思うしね。ともかくステージに立って、75%の力を発揮するつもりだよ(残りのパワーはステージ後のために取っとくもんだろ)」

ヘッドライナーのステージでオアシスのどの曲を演奏するかについては、「そんなこたぁ、わかんねえよ。俺がどんな色のボマー・ジャケットを着るのか――ブラウンかネイビー色かなんて、いちいち言わなきゃいけないのかよ」と話している。

2月にリリースされたアルバム『チェイシング・イエスタデイ』は初登場全英1位を記録し、すでにゴールド・ディスク入りを果たしている。ノエルにこれまでの功績についての自身の感想を求めると、自分の音楽をサポートしてくれる新たな世代のファン層がいることに感謝しているという。

「どうして、なんで、こんなことになったのかは自分でもわからないけど、嬉しいよね。今回のツアーだってさ、ともかく続けていけば、また別の世代が俺のやっていることから何かを見出してくれるんだと思うよ。これが20年間、音楽をやってきた実感だよね。まさにファンに感謝だよ」

一方、ノエルは先日ライヴの現場で無記名のデモCDを手渡したアマチュア・バンドには苦言を呈している。それは6月6日土曜日のボストン・オペラ・ハウスでのライヴ中での出来事だったが、ギャラガーは途中で演奏をやめて、彼らに正しいデモCDの「手渡し方」を説教したという。

「お前ら、自分のデモCDを渡すときはだな、バンドの名前とか、電話番号とか書いとけよ。このCDには何にも書いてない。曲名すらねぇよ。サイケ・バンドとかのプロジェクトじゃあるまいし。ともかくこんな代物じゃだめだ。以上!」

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