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デス・キャブ・フォー・キューティーはアメリカ大統領選挙でのドナルド・トランプの勝利を受けて、ソーシャル・メディアで声明を発表し、自身のライヴを「安全な場所」にすると宣言している。

アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが勝利して以降、偏見に基づく攻撃「ヘイト・クライム」が増加していると報じられており、これを受けてデス・キャブ・フォー・キューティーは自身のライヴでは包括的に人々を受け入れることについて論じている。

ツイッターに投稿したテキストの中でバンドは次のように述べている。

「ファンのみんなへ
以下のようなことを再確認しないといけないようなここまで大事な局面というのは、これまでになかったと僕らは感じています。デス・キャブ・フォー・キューティーのライヴは、これからも常にすべての肌の色の人、すべてのジェンダー、すべての性的嗜好、すべての信条を持つ人々にとって安全な場所で、一緒に音楽や愛、お互いを尊敬する心を祝福するために来るところです。これが僕らであり、バンドとしても個人としても拠って立つものです。今後には不透明なこともたくさんあるし、コントロールできないこともあるでしょう。でも、僕らは音楽を作って、僕らのバンドを取り巻くコミュニティを維持していくことを断固として約束します。僕らのコミュニティは共感や理解、思いやり、安心といったものを具現化したものなのです。他人に優しく、お互いに守り合い、お互いを大切に。

ーベン、デイヴ、ジェイソン、ニック、ザック」

先月、デス・キャブ・フォー・キューティーは反ドナルド・トランプのための楽曲を公開している。その曲“Million Dollar Loan”は、アメリカ大統領選挙の最終局面の30日でアーティストが楽曲を公開していく「30デイズ、50ソングス」ブロジェクトのうちの1曲となっている。

この楽曲についてデス・キャブ・フォー・キューティーは次のように述べている。「歌詞の面で言うと、“Million Dollar Loan”は、共和党候補の中でもドナルド・トランプが勝ち上がった、極めて素っ頓狂な瞬間を扱ったものなんだ。去年、ニュー・ハンプシャーでの選挙活動中にドナルド・トランプは自分を自力で成功した人物に仕立てようと父親からの『100万ドル(約1億円)という少額の融資』で成功を納めたと主張したんだよね。これについては事実じゃないことが広く証明されているだけでなく、すごく彼は軽薄だったからね。これには心底うんざりしたんだよ」

「ドナルド・トランプは何度もアメリカ大統領としての栄誉や責任に値しないということを示しているわけでね。そして、この国が本当は何に拠って立つのかをまったく象徴していないわけだからさ。彼は僕らにふさわしくないんだよ」

“Million Dollar Loan”はこちらから。

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