グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングが、ドナルド・トランプがアメリカ大統領となることについて反応を示している。そのニュースを初めて知った際に自身のとった行動、トランプのリーダーシップがアメリカにもたらし得ることに対する恐れについて語っている。
『NME』が先週公開したインタヴューの中で、ビリー・ジョー・アームストロングはワイドショーを賑わす億万長者から共和党の大統領候補になったトランプについて、ヒトラーを引き合いに出して語った他、近年のアメリカ政府に対する不満についても語っている。ビリー・ジョー・アームストロングはさらに、トランプの支持率の上昇について「教養のない労働階級の白人」のせいだとも語っていた。
先日「ラジオX」の番組でクリス・モイルズに語ったところによると、ビリー・ジョー・アームストロングは水曜日、そのニュースで目を覚ましたという。「俺はベッドに入った。みんなも正しい方が勝つことになるって思ってた。朝6時に目が覚めて、息が詰まりそうになった。なんだか気味が悪いし、吐き出しそうなのを飲み込む感じに似てた。それで、俺はこう思ったよ。『マジかよ、なんで俺は咳き込んでるんだ?』って」
彼はさらに次のように語っている。「もちろん、俺はまず『何が起こったのか確認してみよう』って思ったんだ。それで、携帯を手にしたら、50ものメッセージが吹き込まれていたんだ。『これは良くない』って感じたよ。だって、普段は1日4つのメッセージしか受け取らないんだから。友達も家族もみんな大騒ぎしてたよ。だって、彼らはたった今、アメリカの歴史上において初めてホワイトハウスにファシストを選出したんだから。みんなちょうどそれを実感していたところなんだ」
「リスペクトと親切心と愛情を持ってお互いに接しよう」とビリー・ジョー・アームストロングは呼びかけた上で、トランプは「誰かの策略によって操り人形になり得るんだ。それで、さらに恐ろしいことになるんだよ。だけど、俺はすぐに恐怖に打ちひしがれたりはしなかった。だって、朝早かったからね」と語っている。
アームストロングはさらに、トランプ勝利のニュースについてインスタグラムでも反応を示している。
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グリーン・デイは、2012年のリリース以来となる通算12作目のスタジオ・アルバム『レヴォリューション・レイディオ』を10月にリリースしている。
また先日バンドは『NME』に対してアルバム『アメリカン・イディオット』を基にした映画の制作が、HBOによって進行していることを認めている。
バンドは2017年にツアーのためイギリスに戻り、2月5日にリーズ・ファースト・ダイレクト・アリーナで、2月6日にマンチェスター・アリーナで、2月8日にロンドンO2アリーナで公演を行う予定となっている。また、7月1日にロンドンのハイド・パークでブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティバルのヘッドライナーを務める予定となっている。
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