ドクター・ドレーは、16年ぶりとなる新作『コンプトン:ア・サウンドトラック』から生まれる収益を、コンプトンに作る新たなパフォーマンスやエンタテインメントのための施設に寄付することを発表している。ドクター・ドレーはラジオ局「Beats 1」のゼーン・ロウの晩済に出演して、このことを明かしている。
「そうすることが正しいと思えたんだ。このアルバムに入れた作品をみんなが気に入ってくれることを願ってるよ」とドレーは語り、コンプトン市長のアジャ・ブラウンとプロジェクトに取り組んでいることを明かしている。「ここ1〜2ヶ月でアジャ・ブラウンに何度か働きかけてみたんだ。コンプトンのために何か特別なことができないか、やってみたんだよ。それがどんなものであるかは描けていなかったんだけどね。でも、彼女はアイディアを持っていて、既にそのプロジェクトを進めていたんだ。それで『おおっ、これが俺たちのやるべきことだ』って言うことになったんだ」
アルバム『コンプトン:ア・サウンドトラック』は、正式に明日リリースされる。アルバムには、アイス・キューブ、スヌープ・ドッグ、エミネム、ケンドリック・ラマー、イグジビットといった面々が参加しており、ドレーは本作について「グランド・フィナーレ」と評している。
「Beats 1」の番組「ザ・ファーマシー」の8月1日公開分で語ったところに寄れば、今回のアルバムは厳密なサウンドトラックではないが、今度公開される映画『ストレイト・アウト・コンプトン』に影響されたと語っている。また、ドレーは長く待たれていたアルバム『デトックス』についてリリースしないことを明らかにしており、その理由について「よくないんだよ」と語っている。16年間制作したアルバムをお蔵入りさせることについてドレーは「好きじゃなかったんだ」としている。
『コンプトン:ア・サウンドトラック』のサウンドトラックは以下の通り。
‘Intro’
‘Talk About It’ [feat. King Mez and Justus]
‘Genocide’ [feat. Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius and Candice Pillay]
‘It’s All on Me’ [feat. Justus and BJ The Chicago Kid]
‘All in a Day’s Work’ [feat. Anderson Paak and Marsha Ambrosius]
‘Darkside/Gone’ [feat. King Mez, Marsha Ambrosius and Kendrick Lamar]
‘Loose Cannons’ [feat. Xzibit and COLD 187um]
‘Issues’ [feat. Ice Cube and Anderson Paak]
‘Deep Water’ [feat. Kendrick Lamar and Justus]
‘One Shot One Kill’ [feat. Snoop Dogg]
‘Just Another Day’ [feat. Asia Bryant]
‘For the Love of Money’ [feat. Jill Scott and Jon Connor]
‘Satisfaction’ [feat. Snoop Dogg, Marsha Ambrosius and King Mez]
‘Animals’ [feat. Anderson Paak]
‘Medicine Mane’ [feat. Eminem, Candice Pillay and Anderson Paak]
‘Talking to My Diary’
映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』はUKで8月28日に公開される。映画にはオーシー・ジャクソン・ジュニア、コリィ・ホーキンス、ジェイソン・ミッチェル、アイス・キューブ、ドクター・ドレー、イージー・Eらが出演している。監督は、『SET IT OFF』『交渉人』『ミニミニ大作戦』を手がけてきたF・ゲイリー・グレイが務めている。
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