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マリリン・マンソンはドナルド・トランプに模した人物の首を切り落とす新たなミュージック・ビデオを公開している。

マリリン・マンソンはアメリカ大統領選挙に合わせて来年2月にリリースが予定されている通算10作目のアルバム・タイトル曲“Say10”の1分強のビデオを公開している。

「アーティストとしての僕の務めは疑問を投げかけることなんだ。観た人はそれに答えなくちゃならない」と彼は「ザ・デイリー・ビースト」に語っている。「明日どうなるにせよ、この映像は思考を促すことになるだろうね。だって、これは明日の一件よりも明らかに大きなことだからね。これは不信心者によって伝道されたものを信じてしまった人々による絶望的な行動についてのものなんだよ」

「今、僕らは宗教でも、政治でも、セクシャリティでも、それらを結びつけるものについても、ものすごい混乱のなかにいる。そして、それらはサーカスや余興のようなものになってしまった。僕もそうしたものの首謀者と言われてきたけどね」と彼は続けている。「アーティストとして、アメリカ人のアーティストとして、今は単純なステートメントではない新たな一連の疑問に端を発するものを作るべき時だと思うんだ」

ビデオの中でマリリン・マンソンは「キャッシュとは憐れな男の金だ」と歌い、その後、ドナルド・トランプに模した人物の首を切り落とした映像が映し出されるものとなっている。

マリリン・マンソンは以前アメリカ大統領選挙について投票しないだろうと語っており、目くそ鼻くそを選ぶようなものだと語っていた。

マリリン・マンソンは新作について前作『ザ・ペイル・エンペラー』と同じようなものになると思っている人には意外な作品になるだろうと語っている。

2月14日にリリースされる新作は初期の『アンチクライスト・スーパースター』や『メカニカル・アニマルズ』の系譜に連なるものとしている。

「新作は『ザ・ペイル・エンペラー』とはまったく似てないんだ」と彼は米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「新曲を聴いてくれた人はみんな『アンチクライスト・スーパースター』と『メカニカル・アニマルズ』の好きなところを全部思い出すと言ってくれるんだ。ただしそれらとはまったく違うアプローチなんだよ」

彼は次のように続けている「なぜだかこのアルバムはその性質としてすごく暴力的なんだよね。でも、同じくらいエモーショナルってわけじゃないんだよ。カリカリしてるというか。この作品に取り組むのはすごく楽しかったし、みんなに聴いてもらうのが待ち遠しいよ。それなりにびっくりするんじゃないかな」

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