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EUを離脱する正式な手続きを始めるためのリスボン条約50条を施行する上で、議会の承認が必要である、というイギリス高等法院の裁定に音楽業界は反応を示している。

6月に行われたイギリスのEU離脱をめぐる国民投票の結果、イギリスはEUを離脱することになっている。これを受けて、二度目の国民投票を求める数多くの署名活動や抗議活動が行われている。

イギリス政府に対して高等法院は、EU離脱の正式な手続きを始めるリスボン条約50条の施行は、議会の承認なしに行うことができないという裁定を下している。来月、この裁定に対して政府が上訴するとの見方が強い。

この報道に対して90年代の音楽業界を描いた『キル・ユア・フレンズ』の著者であるジョン・ニヴェンは「高等法院は政府に、今の政権にリスボン条約50条をタテに、クソ喰らえって言ってやれって言ってるぞ」とツイッター上にコメントを残している。

ロンドンを拠点に活動するバンド、フォーメーションもこの裁定が再び大衆に力を戻したと発言しており、ブロック・パーティーのラッセル・リサックや、ミュージシャンのゴーストポエットらも反応を示している。

「権力を持つ人になるっていうのはこういうことさ」

「ブリグジット第2章だね。今度こそパーソナルな問題なんだ」

「えーっと、つまりEUを離脱しないかもしれないってこと?」

ジョニー・マーはモリッシーがEU離脱を支持し、イギリス独立党党首のナイジェル・ファラージに賛同しているという発言について反応を示し、ザ・スミスの再結成が実現しそうもない理由としてお互いの政治的価値観もあるかもしれないとしている。

さらに、イギリスのEU離脱やナイジェル・ファラージに関するここ最近のモリッシーの発言を受けて、「政治思想で似通ったところはもうほとんどない」ことを明かしている。

「いつもそのことを忘れちゃうんだ」とジョニー・マーは語る。「いつも他人伝いに聞くからね。けど、もし本当にファラージを応援してるなら、誰もが想像できるだろうけど、ちょっとした欠点だよね」

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