ゼイン・マリクは自宅にワン・ダイレクションのためだけの壁があると明かしている。
ゼイン・マリクは『ゼイン(原題)』と題された自身初の自伝を11月1日に刊行するが、その中でワン・ダイレクションに在籍した日々について自分がどう感じているか、人々は誤解していると綴っている。
「MTV」によれば、彼はこの自伝で「ワン・ダイレクションのメンバーだった頃の日々を誇りに思ってると正直に言える。人々がこれを分かっているか確信はないけど、僕はそうなんだ」と述べている。
「思い出の品があって――アルバムを出すごとに貰ったプラチナ・ディスクさ――家中にあるのを集めて、それらを飾る専用の壁を作ったよ」
さらにこう続けている。「ワン・ダイレクションは、それ自体が信じられないような経験だった。そして僕の一部であり、僕の歴史のなくてはならない部分だ。僕の人生のあの局面を否定しようなんてまったく考えていない」
「素晴らしいファンたちに会うようになって、いい時も悪い時も彼らが僕を支えてくれて愛してくれたことに対しては、感謝してもしきれないよ」
ゼイン・マリクは2015年にワン・ダイレクションを脱退後、今年3月に自身初のソロ・デビュー・アルバム『マインド・オブ・マイン』をリリースしている。
発売予定の自伝の中で、彼はビートルズが自身の音楽に重大な影響を与えたと述べている。
「アルバムに取り組んでる時、僕はいろいろなビートルズの曲を聴いてたんだ」と、ゼイン・マリクは綴っている。「1967年発表の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の“Lucy in the Sky with Diamonds”みたいな、彼らのサイケデリックな曲に魅了されたんだよ。“Fool For You”のイントロで使われてるピアノのコード、あとギターのサウンドは、ビートルズのサウンドに影響を受けたものなんだ。僕は様々な音楽やアーティストからの影響を反映させたいと思ってるんだ」
ゼイン・マリクはまた、アルバムのために48曲を書いていたことを明かしており、自身でも信じられない楽曲の数であると語っている。
「『マインド・オブ・マイン』のレコーデイングを終えた時、48曲も書いていたことに気が付いたんだ。そんなに書いていたなんて信じられなかったよ。最終的な楽曲リストを選び抜く作業は悪夢だったね。何でかって、僕にとってはすべての楽曲が重要だったからさ。出来る限りの時間をかけて最終的に決定したんだ。最終的には、アルバムに選ばれた楽曲それぞれが意志を持っていて、それでいて一つとなるものに仕上がったよ」
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