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『デイリー・テレグラフ』紙との最新のインタヴューで初めてノーベル文学賞受賞について沈黙を破ったボブ・ディランだが、そのインタヴューの他の内容についても明らかになっている。

ボブ・ディランは「アメリカ伝統音楽にのせて 新しい詩の表現を創造した」との理由で、今月13日、今年のノーベル文学賞を受賞したことが発表されている。しかし、ボブ・ディランは当初、沈黙を続けており、スウェーデン・アカデミーに返答をしていなかったことから、同アカデミーのメンバーからは「無礼かつ傲慢」という言葉も出ることとなった。

日本のレーベルのソニー・ミュージックでは『デイリー・テレグラフ』紙からノーベル文学賞以外にも語った発言を紹介している。

http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/info/474591

ボブ・ディランはノーベル文学賞受賞については「にわかには信じられないね」と語っている。「(ノーベル賞を受賞できるなんて)素晴らしいし、途轍もないことだし。こんなことになるとは夢にも思わなかったよ」

なぜそんなに長い間沈黙を続けていたのかについて訊ねられると、ボブ・ディランはただ一言こう語っている。「今ここにいるじゃないか」

ボブ・ディランはさらに、12月10日にストックホルムで開催される授賞式に出席する意向があることに言及している。「可能なら」、現地に出向いて「ぜひ」直接受賞したいと語っている。

このインタヴューの前、ボブ・ディランはアルベルト・アインシュタインやジャン=ポール・サルトルのように、ノーベル賞を辞退することも考えられていた。

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