LEE KIRBY

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ザ・セックス・ピストルズのマネージャーであったマルコム・マクラーレンと、ファッション・デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドのあいだの息子であるジョセフ・コーは、以前より反対を唱えてきたイベント「パンク・ロンドン」のイベントの1つの討論会に来月出席する予定であることを明らかにしている。

ランジェリー・ブランド「エージェント・プロヴォケイター」の設立者であるジョセフ・コーは、パンク・ミュージックの40周年を記念した通年イベント「パンク・ロンドン」への抗議として、全部で500万ポンド(約6億5000万円)に相当する自身のパンクに関するコレクションに火を点けて燃やすことを今年の3月に明らかにして話題となっていた。ジョセフ・コーはこの記念イベントが女王に承認されたものであることを指摘し、ザ・セックス・ピストルズの“Anarchy in the UK”のリリースから40周年となる今年の11月26日に自身のパンク・コレクションを破壊すると主張している。

少しばかり思わぬ展開だが、そのジョセフ・コーが「パンク・ロンドン」のイベントに参加することに同意したという。そこで彼はパンク・ミュージックの未来についての討論会で話をする予定となっている。このイベントはロンドン博物館で現地時間11月18日に行われ、パネリストとしては他に「セックス」の店員であったことで知られるジョーダンや、バズコックスのマネージャーを務めていたリチャード・ブーンが参加予定であり、チェアマンとして「パンク・プロフェッサー」として知られるヴィヴィアン・ゴールドマンが登壇する。

この「ノー・ホールズ・バード(ルールなし)」という名の「無検閲な」討論会の主催者は、「真のパンク・スピリット」の下、自由時間には聴衆が討論に割り込んだり、同調したりすることも歓迎している。

ジョセフ・コーの父親であるマルコム・マクラーレンは2010年に亡くなっている。

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