Pooneh Ghana/NME

Photo: Pooneh Ghana/NME

キングス・オブ・レオンは、2008年にリリースされたアルバム『オンリー・バイ・ザ・ナイト』の成功を再現しようとしていた頃は「最悪だった」と認めている。

“Use Somebody”と“Sex On Fire”がメインストリームでもヒットしたために、現在でも彼らの通算4作目のアルバムはバンドのキャリアにおいて最多売上を誇っている。

「4枚目のアルバムが大ヒットした後、早い段階で教訓を学んだよ」とネイサン・フォロウィルは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで語っている。

「あの後からかなりのプレッシャーがかかることになったんだ。少なくともその時の勢いを失わないようにしなきゃいけないから、そのためにスタジオで前回のような大ヒットを生み出そうと努力していた頃は最悪だったよ。だから、ニュー・アルバムを作るにあたって、過去の作品のように大ヒットを出さなきゃいけないというプレッシャーは持たないっていう心構えで挑んだんだ」

ニュー・アルバム『ウォールズ』のレコーディング時の心境についてネイサン・フォロウィルはこう振り返っている。「俺たちはアルバムを作ることにすごくビビってたのと同時に興奮もしてたんだ。自分たちを出してやるんだってね。とにかくやってやろうって感じだったね。アルバムがどこに連れて行こうと、それが俺たちの向かう場所だと思ったんだよ」

「7枚目のアルバム制作には正解も間違いもないんだ。7枚もアルバムを作ることができるってことは、バンドとしてちゃんと確立されてるってことだからね」と彼は続けている。

キングス・オブ・レオンのニュー・アルバム『ウォールズ』は今月リリースされ、全米と全英で初登場1位を記録している。

彼らは最近、2017年2月にイギリスで行うアリーナツアーの詳細を発表している。来年、彼らはリーズ、バーミンガム、ニューカッスル、リヴァプール、グラスゴーで5回の大規模公演を行う。

『NME』に自分のエッジな部分をなくしたと思いますか?と訊かれたケイレブ・フォロウィルは次のように答えている。「君はどう思う? もし俺たちの生活を映画にしたら、この数年間の俺たちはうんととんがってた。それがその映画で是非見てみたい瞬間だよ!」

「初期の頃、俺たちがやってたことは昔からの本に出てくる物語そのもので、バンドというものがあるべき姿だった。ドラッグと酒と女だよ。今は、自分たちがやってることをもう少し考えるし、もし、それで鋭さがなくなるっていうんなら……そうかもしれないね。分かんないけど。でも、まだとんがっている状態のバンドを見てみると、大抵はその音楽ってクソでさ、全然鋭さの問題じゃないんだよ」

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