レディー・ガガはデヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズによる彼女のグラミー賞授賞式でのパフォーマンスについての批判について語り、「傷ついた」と明かしている。
レディー・ガガは今年のグラミー賞授賞式でデヴィッド・ボウイに敬意を表して追悼パフォーマンスを行っている。ナイル・ロジャーズが参加し、彼女はデヴィッド・ボウイのヒット曲のメドレーを披露したが、後にボウイの息子で映画監督としても呼び声の高いダンカン・ジョーンズは「非常に興奮し、理性を失った状態」と批判していた。
"overexcited or irrational, typically as a result of infatuation or excessive enthusiasm; mentally confused." Damn it! What IS that word!?
— Duncan Jones (@ManMadeMoon) February 16, 2016
レディー・ガガは『NME』に対して次のように語っている。「私は、なぜ人々が私をデヴィッド・ボウイと較べるのかわからないわ。だってもう一人のデヴィット・ボウイが現れることはないし、彼に匹敵する人はいないと思うの」
「たぶんそれは私が最初のミュージック・ビデオので彼の稲妻を頂戴したからかもしれないけど、それは私にとっては最大のインスピレーションに対する敬意だったのよ。分からないわ。とても不快な気持ちになるわね。私はただ私でいたいのよ」
彼女はグラミー賞でのパフォーマンスは「動揺していて」で「とてつもなく難しかった」と明かしており、次のように続けている。「最初に声をかけられた時、本当にやりたくなかったのよ。あまりにも亡くなった直後だったからとても居心地悪く感じたわ」
「私はできればあの夜の名演となるものにしようと全力を尽くしたわ。私が求めていたのはただ、グラミー賞が終わった後、人々がデヴィッド・ボウイのことだけを話しているってことだったの。そして、私はそれについては達成できたと思うわ」
ダンカン・ジョーンズのツイートについては次のように語っている。「確かに傷ついたわ。でも、どうすればいいっていうの。どうしようもないわ……だって彼の父親でしょう。その瞬間、彼が何を感じたとしても、私は彼への同情と愛情を持っているわ。でも、そうね、もちろん傷ついたわ。私はそれでもデヴィッド・ボウイのファンとして自分のことを信頼して、認めてあげなくちゃいけない。私は彼の家族じゃないけれど、でも、彼にとっては父親だったわけだから。デヴィッド・ボウイじゃなくて、(本名の)デヴィッド・ジョーンズこそが彼の父親だったのよ」
「もちろん観るのは難しかっただろうけど、私はそのプロジェクトに取り掛かる前からデヴィッドのチームのたくさんの人を呼んだのよ。けれど、残念だったわ。何も言いようがないでしょう。でも、彼の幸運を祈ってるわ」
ボウイへの心からの揺るぎない愛についてガガは次のように続けている。「あの追悼パフォーマンスに一緒に取り組んだのは、彼に憧れて、彼を愛する誠実なボウイ・ファンの一団だったのよ。私たちがあのメドレーでやったことの本当に多くはまさに彼からのイメージであり、動きであり、振り付けだったの」
「それは、私がニューヨークで育って、18歳くらいの時に街で子供たちのボウイ・ファンの一団に出くわした時みたいで、私たちみんないまだにとても親しい友達なの。歩きながら、話をした彼らはみんなボウイに夢中だったわ。レディー・スターライトなんてジギー・スターダストの髪型をしていて、どのくらいの間そうしてたのか分からないくらいで。あれは正真正銘の愛という立場から作られていて、それについて私が言えることはそれで全部ね。ブラックスターへの正真正銘の愛と憧れからのものなの」
レディー・ガガは本日10月21日にニュー・アルバム『ジョアン』をリリースしている。
デヴィッド・ボウイは1月に69歳で亡くなっている。
ボウイの最新のベスト・アルバム『レガシー ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ』は11月にリリースされる予定となっている。ボウイは亡くなる前に「数多くの楽曲のリリース」を計画していたと報道されており、彼の最後のレコーディングと未発表曲を収録した、来る『ラザルス』のミュージカル・サウンドトラックのリリースもその一環となっている。
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