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ニュー・オーダーのドラマーであるスティーヴン・モリスはバンドの中でも自伝を刊行する新たなメンバーになるという。

スティーヴン・モリスは回想録の刊行について出版社のコンスタブルと契約しており、同書は2018年に刊行されるという。

ニュー・オーダーではバーナード・サムナーが『ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく』をイギリスでは2014年に、日本では2015年に刊行している。

元ニュー・オーダーのベーシストであるピーター・フックも10月6日にニュー・オーダー時代について綴った『サブスタンス』を刊行している。ピーター・フックはこれまで2010年に『ザ・ハシエンダ:ハウ・ノット・トゥ・ラン・ア・クラブ』を、2013年にジョイ・ディヴィジョン時代を描いた『アンノウン・プレジャーズ』を刊行している。

『サブスタンス』ではピーター・フックの元妻であるキャロライン・エイハーンによる身体的な暴力についても詳述されており、話題を呼ぶこととなっている。

スティーヴン・モリスの書籍については大手出版社、リトル・ブラウンの傘下にあるコンスタブルの取締役であるアンドレアス・カンポマールが契約している。

スティーヴン・モリスは本書について次のように語っている。「ジョイ・ディヴィジョンやニュー・オーダーで音楽を制作してきた、素晴らしく、時に衝撃的な人生を過ごしてきた40年近くの歳月について回想録を執筆していることについて、ここ数年にわたって大きなヒントをほのめかしてきましたが、リトル・ブラウンが出版元となってくれることに喜んでいます。単なるロック回想録以上のものにしようとインスピレーションを与えてくれる熱意を持ったアンドレアス・カンポマールと仕事ができることに興奮しています」

アンドレアス・カンポマールは次のように語っている。「スティーヴン・モリスによる本書はいわゆる音楽自叙伝にはなりません。騒動に多くが割かれ、音楽にはそこまで割かれません。一部は回想録で、一部はヴィジュアル・ブックで、一部は口頭で歩みを振り返ったものになります。スティーヴン・モリスの皮肉とウィットに溢れたハイブリッドな回想録になります。スティーヴン・モリスは1970年代のイギリス北西部で育つなかで、音楽がどのように機能していたかも含め両面から語ります。また神話的なバンドの一員であるというのはどのようなことなのか、自分自身でいるというのはどういうことなのかについても探求しています」

スティーヴン・モリスが著書を執筆することで、ニュー・オーダーの初期メンバーではジリアン・ギルバートだけが自伝を刊行しないメンバーとなっている。

ニュー・オーダーは最新作『ミュージック・コンプリート』のツアーを9月に終えており、一方、ピーター・フック&ザ・ライトは3月2日よりイギリスで10公演を行う予定となっている。

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