グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは最新のインタヴューで来たるアメリカ大統領選挙について語っている。
最近のライヴでアメリカ大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプへの批判を展開しているビリー・ジョー・アームストロングだが、先日アップル・ミュージックの「Beats 1」のゼイン・ロウによる番組でもアメリカ大統領選挙に対する自身の考えを語っている。
ビリー・ジョー・アームストロングは次のように語っている。「俺に言わせれば、大統領はヒラリー・クリントン一択だね。民主党支持者が理解しなきゃいけないのは、これほどまでに民主党的でさらに先進的な問題を提起している大統領候補は今までにいないってことさ。ちょっとした荷物を抱えてるからって、それもドナルド・トランプに較べるとそんな大した荷物を抱えてるわけじゃないし、トランプに較べたら彼女は学校の先生みたいなもんだよ」
さらに彼は次のように続けている。「トランプは悪なんだよ。アメリカ内で今まで眠っていたものをあいつは起こしちまったんだ。共和党を白人至上主義政党に変えてしまったし、今は二極化も進んでるわけで、すごく怖いんだよね。扇動家として、民衆の恐怖に漬け込むと、みんな合理的な判断をできなくなってしまうんだよ。みんな必死になるし、ビビっちゃうし、どうしようもなくイラついてしまうもんなんだ」
より具体的な政策課題についてもビリー・ジョー・アームストロングは触れている。「大学の授業料免除で子供を大学に行かせられて、無償の健康保険に加入できて、減税までされるって言われてもそんなことどうでもよくなってしまうんだ。全部あいつがでっち上げた恐怖を利用されているに過ぎないんだ。それに彼は自分が何をしてるのかまったくわかってないんだよ。この仕事が何を意味してるのかまったくわかってないんだ、まったくね。どうでもいい仕事なんかじゃないんだ、だってアメリカの大統領だぜ? 何をやってるかある程度は分かってる必要があるのに、彼はまったくわかってないんだよ」
アメリカ大統領選挙の話題について彼は次のように締めくくっている。「愛に投票しよう、このつまらないゲームに乗せられずにね」
グリーン・デイは9月28日にニュージャージーのスターランド・ボールルームで行ったライヴで、“Holiday”の歌詞を「Pulverize the Eiffel Tower(エッフェル塔を粉砕しろ)」「Pulverize the Trump Towers(トランプ・タワーを粉砕しろ)」に変えて歌っている。
彼はこのライヴでも次のように語っていた。「人種差別主義なんてダメだ。ダメなんだよ。この空間ではそんなものはいらないんだ。それを今ここで伝えたかったんだ。この空間には白人優位主義なんてないんだよ。団結するんだ。今夜ここニュージャージーでね。そして、すべてのクソ政治家どもをデタラメ呼ばわりするんだ」
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