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先週末のオースティンでのライヴの前に、偶然レディオヘッドのメンバーと楽器店で居合わせたことをファンが報告している。

レディオヘッドは今年のオースティン・シティ・リミッツ・ミュージック・フェスティバルでヘッドライナーを務めており、現地時間9月30日のライヴでザ・スミスの“How Soon Is Now?”の短いカヴァーを披露している。

このライヴの後、「LetTheDeedShaw」という名のユーザーが米サイト『レディット』上に、ライヴ前にシンセサイザー・ショップでトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドに出会ったことを詳細に書き込んでいる。

そのユーザーは次のように述べている。「僕たちは昨夜のオースティン・シティ・リミッツ・ミュージック・フェスティバルでレディオヘッドを観るために10時間運転したんだ。彼らを観るのは3回目で、いつも通り素晴らしいライヴだった。オースティンを訪れることでもう1つ楽しみだったのは、『スウィッチト・オン』というシンセサイザー・ショップに行くことだったんだ」

「僕がデモ用のシンセサイザーのパッチを配線していたら、僕の婚約者の肩越しに、アープ社の古いアナログ・シンセサイザーで即興演奏する(ジョニー・)グリーンウッドらしい人物が見えたんだ。僕は立ち上がって、彼女を僕の方に近づけて『あそこに(ジョニー・)グリーンウッドがいる』って言ったんだ。そしたら、僕がさっきまで座っていた椅子がシンセサイザーモジュールの並べられたケースの方に運ばれたような音がして、僕はそっちを振り向いたんだ。すると、そこには僕と6インチ(約15センチ)の距離にトム・ヨークがいて、モジュールを何個かいじっていたんだ」

「僕は自分がレディオヘッドのTシャツを着ていることに気づいたんだ」と続けており、「Tシャツが隠れるように腕を組んで座っていたけど、トム(・ヨーク)が気付けないほどではなかった」と続けている。

「僕たちはしばらくそこにいて、冷静に振る舞いながらも、この素晴らしい出会いを享受しようと、この店員とトム(・ヨーク)が話しているのを聞いていたんだ。それで、僕はこの時間をファンとしての時間にしないことに決めたんだ。僕が彼に与えられる最も価値あることはシンセサイザー・ショップでの普通の時間だってことは分かっていたしね」

「僕がシンセサイザーのパッチングをしていたら、後ろから『そこは何?」という声が聞こえたんだ。僕の後ろにトム(・ヨーク)がいて僕がやっていることを見てたんだ。僕たちはシンセサイザー・モジュールがいかに複雑で深いものかジョークを言って、約1時間くらいパッチングしながら話したんだ」

「それは本当に夢のような出来事だった。僕たちは更にもう少し演奏したんだ……それは本当に美しくて、僕の絶対的なヒーローが僕がそうなったのと同じように、この難解なおもちゃに熱中していたのは確かだったよ。僕たちは彼らが何者かについても話し合わなかったし、彼らのライヴについても話し合わなかったし、嬉しすぎて卒倒しそうなことについても言うことはなかったんだ」

レディオヘッドはオースティン・シティ・リミッツ・ミュージック・フェスティバルの2週目となる10月7日の公演で今年のライヴを締めくくる予定となっている。

トム・ヨークはラジオ1に対して、レディオヘッドが来年もライヴを行う可能性を示唆している。来年のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーとしてもレディオヘッドは、ザ・ストーン・ローゼズやダフト・パンク、レディー・ガガ、エド・シーランと共に有力候補となっている。

また、先週、レディオヘッドは最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』のスペシャル・エディションの発送を開始しており、同作には未発表曲“Ill Wind”が収録されている。もう1曲、アルバム未収録曲として“Spectre”が収録されており、同曲は映画『007 スペクター』のために書かれたが、最終的にテーマ曲はサム・スミスが手掛けている。

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