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エミネムは、2010年に発表したアルバム『リカヴァリー』について、薬物問題だけでなく、エクササイズによる減量もテーマとなっていたことを明かし、このアルバムへの見方を変えるような健康についての真相を吐露している。

『メンズ・ジャーナル』誌のインタヴューに答えたデトロイト出身のラッパーであるエミネムは、エマニュエル・スチュワード(ボクシング世界チャンピオンのウラジミール・クリチコの元トレーナー)に減量の手助けをしてもらうまでは、薬物問題が原因で、体重が104キロ(230ポンド)に達していたと説明している。

「2007年に薬物の過剰摂取で病院送りになったんだけど、その時は体重も100キロを超えてたんだ。なんでそんなに太ったのかはよく分かんないけどさ、思い当たるふしはあってね。何年も飲んでいたバイコディンとベイリウムのコーティング剤が胃に穴を空けて、その胃痛を抑えるために絶え間なく食べ続けてたんだ。異常だったよ」

続けて彼は、シラフの状態でも眠れるようにランニングを始めたのだと説明した。「ラリってないと眠れなかったのに、走ると眠れるようになったんだ。どうしてみんながエクササイズにハマるのか納得できたよ。これも依存の一種だけど、いいことだよな」

「まるでハムスター野郎だよ。ランニング・マシンで1日約27キロも走るんだ。朝起きると、スタジオに入る前に大体1時間で13.5キロくらい走る。家に帰ってから、また13.5キロ走る。カロリー計算に関しては強迫神経症になりかけていて、毎日2000キロ・カロリー消費したかをきっちり確認しててね。その結果、体重は68キロくらいまで落ちたよ。ケガをするまで走り続けてたんだ」

最近は、ボディ・ビーストと呼ばれているエクササイズをエミネムは行っているという。エミネムは、2013年の『ザ・マーシャル・マザーズLP 2』以来アルバムを発表しておらず、ライヴも2014年11月にワシントンD.C.で行われたものが最後となっている。現在、ツアーの予定はない状態になっている。

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