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1970年9月18日に亡くなったジミ・ヘンドリックスが、死の約2ヶ月前の7月4日に、30〜40万人の観客を前に行ったライヴの音源と映像が正式に商品化されることが明らかになった。

このライヴは、1970年7月3日から5日にかけてジョージア州アトランタの広大な畑で開催されたアトランタ・ポップ・フェスティヴァルの第2回で、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの他に、オールマン・ブラザーズ・バンド、カクタス、マウンテン、プロコル・ハルム、ジェスロ・タルなどが出演している。

この日はアメリカ独立記念日で、アンコールにてアメリカ国歌“Star Spangled Banner”が演奏されたほか、全17曲が演奏されており、アンコール最後の“Hey Baby”を除く全16曲が今回、9月16日にリリースされるライヴ・アルバム『フリーダム~アトランタ・ポップ・フェスティヴァル』として2枚のCDに収録される。

また、このアトランタ・ポップ・フェスティヴァルのパフォーマンスを中心にした新しいドキュメンタリー映画『ジミ・ヘンドリックス:エレクトリック・チャーチ』のDVD/Blu-rayも、11月上旬にリリースされることが決定している。

『ジミ・ヘンドリックス:エレクトリック・チャーチ』には、ライヴから10曲の映像が収録されるほか、ジミ・ヘンドリックスのバンド「エクスペリエンス」の仲間だったビリー・コックスや故ミッチ・ミッチェルの他、ポール・マッカートニー、スティーヴ・ウィンウッド、リッチ・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、カーク・ハメット(メタリカ)、デレク・トラックス&スーザン・テデスキ(テデスキ・トラックス・バンド)、フェスティヴァルの主催者アレックス・クーリーらのインタビューが収録されている。

『エレクトリック・チャーチ』に収録されているアトランタのフェスティヴァルでの映像を撮影したのは、のちに『ザ・バディ・ホリー・ストーリー』や『キャント・バイ・ミー・ラヴ』といったハリウッド映画を監督したことで知られることになるスティーヴ・ラッシュ。ラッシュは自身が撮影チームとともに録画していた映像を『ウッドストック』の流れを汲むドキュメンタリーに使用するつもりでいた。その契約が取り付けられなかったため、フィルムは事実上そのすべてが現像されないままラッシュの自宅の納屋に放置されたままだった。

『エレクトリック・チャーチ』の中で、ポール・マッカートニーはジミ・ヘンドリックスへの崇拝の念を率直に認め、こう付け加えている。
「僕たちはみんなギターを弾いていた。僕たちはみんな少しは(ギターを)分かっていた。でも彼は僕たちより多くのことを知っているように見えたんだ」

リリースの詳細は以下の通り。

作品情報:
タイトル:フリーダム~アトランタ・ポップ・フェスティヴァル/ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
発売日:2015年9月16日発売予定
品番:SICP4530-1(CD2枚組)
価格:3.600円+税

※『ジミ・ヘンドリックス:エレクトリック・チャーチ』については後日発表

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