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ジミ・ヘンドリックスの弟であるレオン・ヘンドリックスが、彼らの家族の生活や、ジミ・ヘンドリックスの音楽キャリアの形成に与えた影響について明かしている。

レオン・ヘンドリックスの著書『ジミ・ヘンドリックス:兄の物語』は2012年に刊行されている。彼はレオン・ヘンドリックス・バンドで演奏も行っており、2枚のアルバムをリリースしている。

『ザ・ガーディアン』紙に対して、レオン・ヘンドリックスはジミが「決して食事の準備を忘れる」ことはなく、「彼の面倒をよくみてくれた」と語っている。さらに、レオン・ヘンドリックスは次のように語っている。「ジミは年上の兄であり、父のような存在で、ジミは僕に英国人がお茶と呼ぶものを作ってくれて、安心させてくれたんだ。時々、兄弟で夕食を食べるために母をこっそり訪ねたりもしてたよ」

レオン・ヘンドリックスは、ジミ・ヘンドリックスの音楽は純粋にインスピレーションから作られたものだとして、次のように説明している。「それはスピリット、イン-スピリット-テーション(スピリットとインスピレーションを合わせた造語)の中から生まれたんだ。それはいつも風に吹かれていたんだよ。ジミが子供だった頃、僕もそこにいたけど、彼はホウキでギターを弾く遊びをしていて、それがジミの最初のギターだね。それで父親が家に帰って着て、床に散らばったホウキのゴミとか藁を見て、ジミにお仕置きをしてたんだ。だって、ジミはホウキで芸を披露してたからね」

レオン・ヘンドリックスは続けて「音楽には実体がない」ことについて説明し、ジミ・ヘンドリックスが演奏している際に「指でサウンドを呼び出そうとしてたんだ。一体どこにある?って感じでね」と語っている。

「小さかった頃に一度、ジミはラジオを分解して、中に音楽が入ってると思って、それを探そうとしてたんだ。でも、ドライバーをソファの後ろ側に失くしちゃって、ラジオを元に戻せなくなったんだ。それでまたお仕置きをされてたよ」と彼は語っている。

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