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ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、人種差別的なメッセージの書かれたレシートを受け取ったというウェイトレスをAC/DCのワシントンD.C.公演に招待している。

今月の初め、ホンジュラス系アメリカ人であるセイディ・エレッジは、2人組の客から「(アメリカ)市民にしかチップは渡さない」とメモ書きしたレシートを渡されたという。この出来事はソーシャル・メディアを通じて瞬く間に全米に広がり、大手ニュース番組がこの2人組の客を特定するまでに至った。2人組のうち1人はヒスパニック系で、どちらもそのようなメモ書きはしていないと主張しているという。

セイディ・エレッジは、この事件を知ったアクセル・ローズより、9月17日に行われたAC/DCのワシントンD.C.公演に招待されている。

音楽サイト「ラウドワイヤー」によると、セイディ・エレッジをアクセル・ローズに紹介したのは、この日の会場にも来ていた女優のグレイス・サントだという。先日、セイディ・エレッジはグレイス・サントの「Glam with Greice」(トラウマを抱えていたり傷ついている女性に自身を取り戻して欲しいと、ヘアカットやメイキャップを無料で提供するグレイス・サント主催のプロジェクト)に招待されたのに加え、この日は彼女の家族と友人と共にバックステージでアクセル・ローズと会っている。またアクセル・ローズの専属カメラマンが2人のショットを撮影したという。

セイディ・エレッジの祖父であるジョン・エレッジは、音楽サイト「オルタナティブ・ネイション」対し、今回の招待を「本物の興奮」だったと語っている。

「私は、40年近くAC/DCのファンなんです。昨晩のワシントンD.C.公演に、アクセル・ローズが孫娘と家族(私も含まれててラッキーだった)を招待してくれたことは、本物の興奮でしたよ。素晴らしいショウだったというだけでなく、セイディと彼女の両親と私、エレッジ家3世代であの場所に居られたことは何ものにも代えがたい経験です」

「アクセルの気前のよさとユーモアが、私たち家族の人生にこの上ないハイライトを加えてくれました。彼とバックステージで話していたのですが、ユーモア溢れる話や、私たちに対する彼の優しさに触れて、私の彼に対する尊敬の念は大きくなる一方でした。そして、彼のパフォーマンスは天下一品でした。彼は本当にきっちりと仕事をこなしていますよ。アクセルをフロントマンに選んだという采配、そして何事もなかったかのように、一旦止まった所からまた復活したAC/DCは、本当に素晴らしい。彼は、彼自身に対しても、AC/DCに対しても誠実だったんです。圧倒されますよ」

AC/DCは、9月20日に「ロック・オア・バスト・ツアー」を終えており、同ツアー最終公演をもって長年ベーシストを務めてきたクリフ・ウィリアムズが音楽業界から引退する見込みとなっている。

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