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ポール・マッカートニーリンゴ・スターが、週末に享年72歳で亡くなったシラ・ブラックに哀悼の意を表明している。

本名をプリシラ・ホワイトというシラ・ブラックは、スペインのマーベラ近郊のエステポナの別荘にて遺体で発見されている。スペイン警察によれば発見された女性はシラ・ブラックと同一人物とのことで、検死解剖が行われているという。死因については自然死だと思われる。

知らせを聞いたポール・マッカートニーは、ツイッターで以下のように述べている。「シラが亡くなったことを聞いて、あまりにもショックだよ。彼女はその大きな心でどんな人をも魅了する愛らしい女性だったんだ。リバプールでキャヴァーン・クラブのクローク係として初めて会った時から、何度も彼女には会ってきたけど、彼女は常に周りを多いに楽しませてくれる品のある愉快さを持った人だった。彼女は素晴らしい独特の声の持ち主でもあり、すごく楽しい人だったんだ。それは彼女を知り、大好きになれた恩恵だと思ってる」

リンゴ・スターは次のように綴っている。「シラ・ブラックが僕たちのもとを去ったと聞いた。彼女はいい友人だったんだ。僕らは皆、彼女の平穏と、彼女の家族への愛と平穏を願うだろう」

リバプール出身のシラ・ブラックは、ビートルズの後ろ盾を受ける形で1960年代に知られるようになった。11曲のトップ10ヒットがあり、なかでも1964年発表の“Anyone Who Had a Heart”と“You’re My World”は1位に輝いている。

その後はテレビ司会者としても愛され、「ブラインド・デート」や「サプライズ・サプライズ」といった人気番組を手掛けてきた。

彼女の音楽業界でのキャリアはリバプールのよく知られたキャヴァーン・クラブから始まっており、彼女はそこで働きながら、ジェリー&ザ・ペースメイカーズやザ・ビートルズとならんで出演していた。リンゴ・スターが彼女をブライアン・エプスタインに紹介し、すぐに彼女のマネージャーとなっている。

シラ・ブラックは、夫のボビー・ウィリスともリバプールで出会っている。二人は1969年に結婚し、1999年に夫がガンで亡くなるまで結婚生活を続けていた。

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