1976年公開のデヴィッド・ボウイ主演映画『地球に落ちて来た男』で撮影監督を務めたアンソニー・リッチモンドは、デヴィッド・ボウイについて彼があの役を決定づけることになったと語っている。
デジタルでフィルムを修復したバージョンの『地球に落ちて来た男』は、映画公開から40周年を記念して、現在イギリスで劇場公開されている。
ニコラス・ローグが監督を務める同映画で、デヴィッド・ボウイは、地球に降り立った宇宙人トーマス・ジェローム・ニュートンを演じている。
「とても独特な作品だったんだ。表現方法という点でも、監督演出の観点からもね」と、アンソニー・リッチモンドは「ハリウッド・レポーター」に語っている。「ボウイの演じ方も、本当にユニークだった。他の人がこの役をやることは想像できないよ。彼があの役を決定づけたというだけではなくて、彼のために存在した役だったんだ。彼は宇宙人のように滑らかに演じたし、あの青白い肌をした彼は、ただただ完璧だったね」
映画のトレイラー映像はこちらから。
「もう一度観ることができて本当に嬉しいよ」とアンソニー・リッチモンドは新しい4Kヴァージョンの映像について語っている。「素晴らしい仕事をしてくれたね」
スタジオカナルは、10月10日に映画のブルーレイとDVDをリリースし、その後コレクターズ・アイテムも発売する。それに先駆けて9月には、サウンドトラックも発売されることが決定している。日本盤は11月の発売を予定している。
1976年に制作されたこのサウンドトラックは、ツトム・ヤマシタやジョン・フィリップスがこの映画のために書き下ろした曲がサウンドトラックには収録されている。
しかし、マスターテープが紛失したことから、アルバムは発売されないままとなっていた。テープは最近になって発見され、その結果、今回サウンドトラックの発売が決定している。
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