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フレディ・マーキュリーやロッド・スチュワートが、『ラビリンス/魔王の迷宮』でデヴィッド・ボウイが演じた魔王ジャレス役のキャスト候補として挙がっていたことが明らかになっている。

1986年公開の『ラビリンス/魔王の迷宮』の30周年を記念し、新たに出版される予定である映画の誕生秘話を綴ったポーラ・ブロックとテリー・J・アードマンによる本『ラビリンス:ジ・アルティメット・ヴィジュアル・ヒストリー』の中で、ジム・ヘンソン監督がゴブリンの魔王・ジャレス役の当初のキャスティングについて明かしている。

ジム・ヘンソン監督が最終的にデヴィッド・ボウイをジャレス役に決定する前、マイケル・ジャクソンやプリンス、スティング、ミック・ジャガーなどをキャスト候補として考えていたことは既に知られている。

しかし、新たに公開された『ラビリンス/魔王の迷宮』についてのジム・ヘンソン監督の手書きのノートによると、クイーンのシンガーであったフレディ・マーキュリー、ロッド・スチュワート、ザ・フーのロジャー・ダルトリー、テッド・ニュージェント、ヴァン・ヘイレンのデイヴィッド・リー・ロスなどが、配役としてジム・ヘンソン監督の頭の中にはあったという。

デヴィッド・ボウイは俳優として『地球に落ちて来た男』や『ハンガー』、カメオ出演として『最後の誘惑』『ズーランダー』といった映画に出演しているが、『ラビリンス/魔王の迷宮』の魔王ジャレスはその中でも最も鮮明な記憶に残る役どころの1つとなっている。

魔王ジャレス以外にも、別の俳優や女優が候補として挙げられていた役がいくつかあり、ジェニファー・コネリーが主人公の少女・サラ役に決定する前には、ヘレナ・ボナム=カーターがキャスト候補であったことなども『ラビリンス:ジ・アルティメット・ヴィジュアル・ヒストリー』には記されている。

映画『ラビリンス/魔王の迷宮』は日本でも10月12日に30周年アニバーサリー・エディションがリリースされることが決定している。30周年アニバーサリー・エディションでは約60分に及ぶ新規特典映像が収録されており、制作秘話やデヴィッド・ボウイのインタヴューを収録したブックレットも同梱される。

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