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スティーヴィー・ニックスは今度のツアーで、プリンスとのコラボレーション曲である“Stand Back”のパフォーマンスで彼に追悼の意を表することを計画している。

1983年に発表された同曲は、スティーヴィー・ニックスがキム・アンダーソンとのハネムーン中にラジオで聴いたプリンスの“Little Red Corvette”に影響を受けて作られている。

その後スティーヴィー・ニックスがデモ曲をスタジオでレコーディングした際、彼女はプリンスに電話し、この曲を書いた経緯を話したところ、プリンスはスタジオを訪れ、クレジットには名前がないが、この曲のシンセサイザーを担当していたという。

「プリンスがこの世からいなくなってしまってから、初めてこの曲を歌うの」とスティーヴィー・ニックスはAP通信に語っている。「大変な気分になると思うけど、それでも私の“Little Red Corvette”を書いた友人へのオマージュを止めてしまうってことではないの。今後はずっと、この曲は彼のために歌うわ」

スティーヴィー・ニックスとプリンスがステージ上でこの曲を一緒に歌ったことはなく、以前のインタヴューでスティーヴィー・ニックスはその機会を失ったことについて「胸が張り裂けそう」と語っている。

スティーヴィー・ニックスはまた、プリンスとの関係についても語っており、ドラッグに関し、2人の間で意見の相違があったことを認めている。

「プリンスはドラッグが大嫌いだった。私がドラッグをやっていたのも嫌で、多分そのせいで、あまり一緒に過ごさなかったのね」

「プリンスは、私がドラッグのオーヴァードースで死んでしまうんじゃないかと心配してた。そして悲しいのは、彼のほうがドラッグのオーヴァードースで死んでしまったことよ。天国から私を見下ろして、『僕もこんなことになったのが信じられない』と言ってるわ」

スティーヴィー・ニックスは10月25日からプリテンダーズと共に2カ月のツアーを行う予定で、2014年の発表のアルバム『24カラット・ゴールド~ソングズ・フロム・ザ・ヴォールト』を引っさげたツアーとなる。ここ3年間はほぼフリートウッド・マックでのツアー中だったため、彼女のソロ・アルバムのツアーは先延ばしになっていた。

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