ロンドンのクラブのファブリックは、イズリントン議会による営業停止の決定に対する変更を求めて告訴するという。
先週イズリントン議会はクラブ内でのドラッグ使用を「コントロールすることができない」として営業停止を採決している。
『ミックスマグ』誌が報じるところによると、ファブリックの運営組織であるナイト・タイム・インダストリーズが、「ファンド・フォー・ファブリック」と題したファンドを通じてファブリックの告訴を支援している。
このキャンペーンの目標は、ファブリックの裁判費用を支援する50万ポンド(約6800万円)を集めることだという。ナイト・タイム・インダストリーズの副会長のアレキサンダー・プラウドは個人的に1万ポンド(約136万円)を寄付している。
ナイト・タイム・インダストリーズは、組織のメンバーと、ファブリックの営業存続の署名に参加した15万人近くの人々に対して寄付を呼びかけている。
アレキサンダー・プラウドは『ミックスマグ』誌に対して、この基金について「ファブリックが告訴まで辿り着けるように、わたしたちのために働き、この裁判に勝利することのできる最高の法廷弁護士を確実に雇うために使われます」と語っている。
「ファブリックは世界中でも最も素晴らしいクラブのうちの一つなのです。目の前でファブリックが閉店するのを私は見たくありません。わたしはどうやら世界のナイトクラブに影響を及ぼす人物のようなのです」
さらに彼は次のように続けている。「自分の子供たちを世界的に有名でしかも近くに存在する素晴らしいクラブに行かせたいんです。わたしは子供たちがそういう年齢になれば、ファブリックに行くように積極的に促しますよ。ただ、すべてのクラブが、情熱的で顧客を気にかけ、愛する人々によって経営されていればいいのです。子供たちがそういうクラブに行けなくなるのは避けたいのです」
今年、9週間のうちに19歳の来場客が2人、ドラッグによって亡くなったのを受けて、ファブリックは8月に自主的に営業を停止していた。
会議のなかでファブリックのオーナーは、多くの来場客がファブリックの入場口でのドラッグ検査が非常に厳格なものだと考えていることを示すトリップ・アドバイザーのレヴューを含む証拠を提出していた。
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