様々な大物バンドのリズム隊だったドラマーやベーシストらが、チャリティ・アルバムのために集結している。
オアシスの最後の2枚のアルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』、『ディグ・アウト・ユア・ソウル』でドラムを担当していたザック・スターキーが、シンガーのシー・リガズとSSHHというバンドを結成している。
彼らのアルバム『イシューズ』にはリズム隊として多くのミュージシャンが参加しており、数々の名曲をカヴァーしている。
アルバムからのファースト・シングル“Problems”の音源はこちらから。
参加ミュージシャンとしては、“Back To Black”のカヴァーにエイミー・ワインハウスのベーシストであったデイル・デイヴィスやドラマーのネイサン・アレンが参加しているほか、スモール・フェイセスの1966年の曲“Tin Soldier”のカヴァーではザック・スターキーとオアシスでバンドメイトだったゲム・アーチャーがギターを演奏しており、スモール・フェイセスのドラマーのケニー・ジョーンズやセックス・ピストルズのベーシストであったグレン・マトロックも共演している。
アルバムからのファースト・シングルはセックス・ピストルズのカヴァー“Problems”で、グレン・マトロックとセックス・ピストルズのドラマーのポール・クックが参加している。
年内にリリースされる予定の『イシューズ』には、プライマル・スクリームやマリリン・マンソン、ブロンディ、モット・ザ・フープル、ザ・ラッツのメンバーも参加しているという。
現在はザ・フーで活動しているザック・スターキーだが、彼のキャリアにおいて、ケニー・ジョーンズからドラムの演奏について一番学び取ったことが多いと語っており、それは父親であるザ・ビートルズのリンゴ・スターをも凌ぐという。
ザック・スターキーは『NME』に対して次のように語っている。「俺にドラムスを教えてくれた様々な人の中で、キース・ムーンや父さんを含めても、ケニーが一番多くを見せてくれたんだ。彼と演奏するのは本当に素晴らしいよ。過去と現在、2人のザ・フーのドラマーが一緒にプレイすること、このアルバムを制作することで、前例の無い繋がりがもう1つ生まれたんだ」と語っている。
先日、SSHHはロンドンのクラブ、ザ・ボックスでライヴ・デビューを果たしており、リンゴ・スターのほか、クラクソンズのギタリストであるジェイミー・レイノルズ、ライドのギタリストであるアンディ・ベル、アダム・アンド・ジ・アンツのギタリストのマルコ・ピローニに、ザ・ライトニング・シーズのシンガー、イアン・ブロウディやプロデューサーのユースがこの公演を訪れている。
アルバム『イシューズ』の収益は、イギリスの若年性がん患者支援団体「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト」に寄付される。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.